GRANDE LAZOS FC

ジュニア卒業試験 合格!! 次のステージへ

先日の佐賀市長旗杯U-12

歓喜と涙の初優勝を成し遂げた。

 

 

どんな大会でも優勝することはどれも簡単ではないことは言い続けているし

日本代表のキャプテン遠藤航選手も言ってきている。

 

 

その遠藤選手も先日のプレミアリーグカップのカラバオカップを制し、頂点に立った。

延長の末の激闘を制した。

 

 

そんなシーンを見てるかのような今回の市長旗杯での戦いだった。

 

 

これも凄いドラマがあったんです。

 

 

12月にこの大会の打診があった時に

本当だったら来週からスコットランド・セルティック遠征があったために

スケジュールが大変になるために不参加の意向を示していた。

 

 

そして、ろうきん杯ではベスト32で敗戦。

自分たちの実力を出させてくれずに終わってしまった。

 

ここで選手達に説きながら

私が感じたこと

「選手達が自立してピッチに立っていない」

 

 

 

彼らはやればできるんです。

やればとんでもない力を発揮するんです。

 

しかし、やろうとしない。

やらない。

 

 

それは「監督への依存・甘え」

すなわち「自立していない」と言うことに尽きる。

 

 

そして、急遽スコットランド・セルティック遠征が8月に延期になり

出場できることになり

「サッカーの神様がチャンスを与えてくれた」わけです。

 

 

それは勝つ為ももちろんですが

「自立のための成長させるためのチャンス」を神様から与えてもらったんだと

私は出場が決まった瞬間からそう感じていました。

 

 

6年生達はすでにサガんリーグU-15へ向けてトレーニングも積んでいて

市長旗杯と同日にサガんリーグU-15もありました。

 

 

6年生達は中学生のリーダー達に

「この大会に懸けたいから迷惑を承知の上で参加させてくれませんか」と直談判。

 

リーダー達も中学生のみでリーグ戦を戦うことで

お互いの刺激になるとのことで快諾。

 

 

こうして意を決して出場できることになりました。

 

 

 

それまでも紆余曲折があり

リーダー含む6年生達は、私に練習中に説教されたり

まだまだ大人になりきれていないことを露呈させながらも

自立を促し、成長させることを意識・徹底させました。

 

 

親御さんに

「あいつは言われなくてもわかってるからもう放っとって」ってわざと自立を促す為に

強く言ったこともありました。

 

 

それから彼はプレーも生活の質も変わって

小城から50分かけてチャリで練習に通えるようになりました。

 

 

それこそが「自立」です。

そうでもしないと、ピッチ上で自立してプレー出来ません。

 

 

ピッチ上で自立していない選手・チームは

戦いに勝つ事なんてできないと思ってますから。

「戦い」で「争う」

要は「戦争」しないといけないですから。

 

 

相手と「競争」しないといけないのに

自立していなかったらただの足手まといになるだけです。

 

 

 

これは私のポリシーですが

選手・保護者に伝えていた以上、自分が率先して取り組まなくてはいけません。

 

 

選手に

「世界を見ろ」「世界に通用する選手になれ」「世界で活躍できる選手になる」

その為に自分の目や身体で見て感じることが出来ないと

映像だけでは世界はわかりませんし

わからないのに選手・保護者に落とし込めないですから

だから毎年サッカー大国の「スペイン」に行かせてもらって

自分がアップデートやインプットさせたものを

選手や保護者に落とし込んでいます。

 

 

最近言っている

「高い目線に合わせる」こともそう。

 

だから日本でトップに居続けている

鹿島アントラーズへキャンプの視察にいきました。

 

 

 

食べることもそう。

率先して私が「食べる量」をデモンストレーションして

選手・保護者に落とし込んでいます。

 

 

 

だから、今回も

「放っとって」って言った以上、自分が我慢しないといけないと思い

今回の大会では帯同しませんでした。

 

 

私がいたら間違いなく選手達が「甘え」が出ると思ったから。

逆境になっても「監督が何とかしてくれる」って思っている。

それじゃ成長しません。

だから、6年生年代今まで4年間活動していますが

1度も逆転勝利がなかったんです。

 

 

自立を促すために

コーチには申し訳なかったんですが

指揮をお願いすることにしました。

 

 

後は出場が決まったときから

「これは俺が行ったら勝てないな」って

何故かアスリートであるあるだと思いますが、「第6感」が働いたんですよね。

恐らく先の自立の所がそう感じさせたんでしょうが

「ここは俺が行ってはいけない」と信念を持てた理由でもありました。

 

 

いざ大会になると

自分たちでコミュニケーションを取りながら

自発的に行動し

相手としっかり向き合って

もちろん状況やチームメイトとも向き合って

逃げなかったこと。

そして、この状況を楽しめたことがこの結果に繋がったんだと思います。

 

 

決勝戦では前半に先制されて

この年代ではグラッソの「確実な負けパターン」だったのが

自立を促したことによって、自分たちで「やるしかない」と割り切ることが出来て

腹をくくれたことが、この「初の逆転勝利」を大事な場面で出せたんじゃないかと思います。

 

 

私は見ていませんが

試合終了後、選手・コーチ・保護者が大号泣

 

 

皆が成長を大きく感じた瞬間だったと思います。

これが「成長を実感する」ことなんですよね。

 

 

それは試合によって感じることが出来る。

「真剣勝負」することで潜在能力を引き出すことが出来る

「そもそもの人間としての本能」だと思います。

 

 

ただ、そこを気づいて欲しくて

感じて欲しくて取り組んだだけ。

 

 

 

それだけ君たちはやってきたからね。

私はそこをしっかり見ていたし

「信頼」していました。

 

 

 

私が三国志が好きですから言いますが

有名な軍師・諸葛孔明がかの有名な「赤壁の戦い」で

劉備軍に曹操の100万の大軍が迫っていて、窮地に追い込まれたときに劉備玄徳に言っていたこと

 

「時が来ました。大事が成せますぞ。覇業を成せるでしょう。後世に残る覇業は背水の陣から始まります。我々は落ちるところまで落ち、もうこの首以外失うものはありません。後は上昇して行くのみです」と。

 

 

まさに今の君たちに言えることだったと思います。

 

 

昨年の学童はベスト8

全日本県大会ではベスト16

そしてろうきん杯ではベスト32

 

 

「落ちるところまで落ちて」気づいたことであり

「後は上昇して行くのみ」です。

 

 

覇業を成したいのであれば

この逆境を跳ね返さないと行けない。

それも「自分たちの力」で。

 

 

 

それが実を結び、実現できたんです。

 

 

だから、君たちの未来は明るい。

 

 

 

そして、この大会は

グラッソジュニアカテゴリーの言わば「卒業試験」でした。

 

 

 

皆の心を動かし

感動を与えて優勝を手にできたことは

100点満点の合格です。

 

 

 

これで晴れてジュニアカテゴリーは卒業

そして、次のステージへと移ります。

 

 

6年生9人全員が上がる

グラッソジュニアユースでさらに己を磨き続けて

覇業を成し遂げ

人生を自分の力で切り拓いていって欲しいと願っています。

 

 

コメント

*


上の計算式の答えを入力してください

*
* (公開されません)

080-2725-1024