GKスペトレ最終日
この日のテーマは「フリーキックの対応」「スローイング」「高いボールの弾き方」をテーマに行いました。
まずはフリーキックの対応です。
フリーキックの対応はシュートを止めるだけではなく、相手が蹴る前に事前に人を動かし、人を配置し、ポジションを取って色んなシチュエーションに対して対応しなければなりません。
そして、蹴る場所によって考え方や壁の枚数などを変えていかなくてはいけません。
外でのトレーニング前にその論理をしっかり落とし込んで
2人でディスカッションしていました。
ここまで念密に準備をしなければ失点をするリスクが高くなります。
非常に取り組む姿勢が素晴らしかったです。
外に出てからも
配置と声で人(この日はダミー)を動かし
シュートに対して適切に対応できるシーンが多かったです。
キッカーは午前中にスペトレを受けた3名が残ってくれて
お互いに良い練習が出来たと思います。
座学ではトレーニングの振り返りを動画で確認して
2部目はスローイングと高いボールの弾き方をテーマに行いました。
最初は野球投げで投げている状況でしたが
投げ方、ボールの持ち方を意識して
リリースポイントを少し変えたら、良いボールが投げれていました。
後はもう少し全身で投げれるようになれば飛距離は出てくるでしょう。
パリオリンピック男子サッカーの決勝も最後のゴールはGKのスローイングからゴールをアシストしていますから
GKは攻撃の起点であり、スローイングが持つ意味が前以上に深くなったことも事実ですので、ここはGKとしてはこだわってほしいと思います。
最後は高いボールの弾き方
高いボールの弾き方は手の出し方、手の当て方、手だけで弾かず、身体ごと弾くことを意識することを技術として伝えて
練習の中でやっていきました。
ここは最初から非常に良い技術でプレー出来ていたと思います。
最後は実戦に近い形と、遊び心を入れて
不規則な状況の中で、高いボールを含めて色んなボールの対応のトレーニングをしました。
非常に面白く、とっさの反応と構えを我慢することが求められるトレーニングでしたので
良いトレーニングだったと思います。
GKスペトレ3日間も非常に充実したトレーニングとなりました。
沢山、学ぶことがあったと思いますし、GKの基礎基本を確認できる貴重な時間だったと思います。
中々こういう機会・時間ってないですし、環境も圧倒的に少ないので
プロまで行ったGKから指導を受けるチャンスはないですから、非常に選手達にとっては良かったと思います。
次回のGKスペトレは年末年始(12月29・30日)に予定しております。
お楽しみにしてください(^^)