今回、えりしょうがスペイン1部セルタへの留学オファーを受けて
話し合いの結果、留学することになった。
期間は3ヶ月
スペイン留学は今クルトゥラル・レオネサに所属している幸之助(中3)に続いて2人目
しかも、今回は「スペイン・リーガ・エスパニョーラ1部」に所属しているチームからの留学
これって本当に中々出来るものではない。
「行きたい!!」って言って行けるものではない。
今回のスペイン遠征でのレアルマドリードファンデーションキャンプでのトレーニング、試合でのパフォーマンス
そして、ピッチ外の行動・言動、人間性・人間力が評価されて今回に至っている。
まさに全ての面において「自分の力」で、「結果」を残しての選出。
写真のように、こうして誰とでもコミュニケーションが取れて、誰とでも仲良くなれる
自分という人・選手を理解してもらい、相手を理解する能力は抜群です。
これはプロサッカー選手になるため
愛される選手になるためには「絶対に」必要な要素。
それが兼ね備えている才能を持っている。
そして、選考基準にも書いている「日本の将来を担うことが期待される選手」じゃないと声がかからない。
そう思わせることを積み上げてきたえりしょうの勝利。
九州でも1人いるか2人いるかくらい凄いことです。
しかも、普通なら「ラ・リーガチャレンジ」というセレクションを経て選ばれた選手しか行けないのに
その「ラ・リーガチャレンジ」を飛び越えてのこの話ですから、「飛び級」です。
3ヶ月間、寮に入りながら、セルタの学校に通いながらスペイン語等の勉強はもちろん
トレーニングもカンテラメンバーの中に入って、ハイレベルの中で3ヶ月間トレーニングできる。
最高の環境。
チームのルール・規律はかなり厳しいらしいが、えりしょうなら難なくやってくれると思う。
そして、留学期間中にMICインターナショナルトーナメントが開催されるので
日本選抜メンバーかセルタのカンテラメンバーでの出場が出来る。
私だって選手なら行きたいくらい凄い場所。
それを実現させたえりしょうは大したもの。
えりしょうは私と出会った約3年前の2年生の2月くらい
サッカー未経験で、最初は「集合!!」と声をかけても全く話が聞けず、集合とは真逆の方向にわちゃわちゃ走って遊んでしまうくらいの選手だったんです。
お母さんも
「全く話が聞けない子なんです」
と、凄く悩んでいたことを今でも覚えています。
病では無いかと疑ったくらいでしたから、相当なものでした。
しかし、私は
「大丈夫ですよ。真剣にサッカーしたら色々なことが見えるようになってしっかりやれる選手になりますから」
と、心配していなかったし、安心させたのを鮮明に覚えています。
そこからのスタート
まさに「0」からのスタートでした。
それから2年が経ち、3年目
今年は春先に腕の開放骨折で3ヶ月間サッカーが出来ず、2度の手術を乗り越えての今回の話ですから
想いは格別であり、本人のそれ相当な努力で掴んだものであり
「怪我の功名」でもあります。
復帰後は学童でも初の県大会進出に導き
そして、セルタへのチャレンジを掴むことができた。
彼の人生が良い方向に大きく変わりましたね。
最初から見てきた指導者として本当に嬉しい。
これまで支えてくれたチームメイト、コーチ、家族、関係者の皆さんに
感謝の気持ちを表現しながら
期待に応えられるようにしっかり自分と向き合って頑張ってもらいたいです。
まずは、学童頑張ろう