昨日はU-9・U-10・U-11の3カテゴリーでの練習試合
相手の唐津FCさんはこの3カテゴリーどれも素晴らしいサッカーを展開するレベルの高いチーム
去年に1度、当施設にて練習試合させていただき、MSJでも対戦して1-1のドローでした。
半年ぶりの対決。
その後、唐津FCさんは学童オリンピック県大会で準優勝して3月の九州大会を控えていて
先日もMSJの全国大会を経験。
勝った試合もあったが、愛知ベスト4くらいの力を持ったチームに9失点で大敗した経験もした。
成功体験も失敗体験もバランス良く経験を積んできたチーム。
グラッソも学童オリンピック県大会でサガンU-12相手に素晴らしい内容のサッカーを展開し、惜敗。
そこからこの1年どう向き合って成長していくかを皆で意識しながら、トレーニング・練習試合・中学生達との練習や試合の中で
こちらも良い取り組みが出来ている。
この両チームの対戦は試合前から楽しみにしていたが
やってみたら、やはり良い勝負で
見応えのある試合だった。
両チームとも素晴らしいプレーを披露し
ゴラッソ(スーパーゴール)もあり
パドロン(スーパーセーブ)もあり
中身が伴った素晴らしいクオリティーでサッカーが出来たと思う。
U-9に関しては、1本目は相手のスキルに対してよく対応できていたが
1失点目を喫してから集中力を切らして立て続けに2失点してしまったのがもったいなかった。
それは逆に言えば、相手の強さを示しているとも言える。
畳みかけるような攻撃
それは、レアルマドリードやアルゼンチンのようなチャンピオンチームにある「勝負強さ」「したたかさ」
があったとも言える。
2本目に関しては1本目より良いプレー、良い対応ができていて
途中ふうまのゴラッソボレーもあり2-1でリードしていたが
試合終盤に立て続けに同点・逆転ゴールを許し2-3の敗戦
でも、2本目の方が明らかに良かったので、良い収穫でした。
先日のU-10リーグでもフィードバックで上がっていましたが
基礎・基本のレベル
特に技術的なところが足りてないと思いました。
ボールタッチ
ここです。
普段あまりボールを触っていないのか
意識してルックアップ(顔を上げる)ことができていないのか
どうしてもルックダウン(顔を下げる)するところが顕著でした。
ボールを多く触っていれば、安心感につながり
顔を上げやすい環境になるはずですが、顔が下がるということは
「不安」だから顔が下がるんです。
「ちゃんとボールを扱わなきゃ」という気持ちの表われ。
良い選手はドリブルするときも、パスするときも顔を下げません。
これは、幼児年代の久保建英選手
顔がしっかり上がっています。
だから、色んな状況に置いても判断できて決断できる。
そして、ボールタッチに不安がないから、どんな場面でもボールを上手く扱えて
技術で表現できる。
これはグラッソに入って2ヶ月くらいのたいが(2年)
たいがもしっかり顔が上がっています。
ボールタッチも誰よりも自主的にトレーニングしている。
お母さんから動画での自主練報告をよくいただいています。
だから、たいがはこの年代で別格。
認知・判断・決断・実行のレベルが2年生レベルではない。
だから、4年生や5年生の試合に出てもスピードに慣れれば普通に出来るし、良いプレーも出来る。
ここがU-9に出てる選手たちは必要なのかなと思いました。
自主練を考えてやっている選手と
何となくやっている選手では、1ヶ月・半年・1年となれば
差が開いていって
試合を見れば、やっているかやっていないかがわかります。
そりゃ30年サッカーやっていればわかります。
「不安」を取り除くためには、そこと向き合って
自分で乗り越えていくほかない。
それは、メンタリストDAIGOさんもそう仰っていました。
ぜひ、向き合ってほしい。
U-10に関しては、非常に良かった。
スキルも伴い、スピードもあり、チームとしての狙いも随所に出ていた。
基礎基本のレベルも高く、目的に対しての迫力があった。
ゴールを奪う、ゴールを守る、ボールを奪う、ボールを守る
この4つの強度とスピード、意識がとてもあった。
特に「ボールを奪う」「ゴールを守る」ことはとても良かったし
「ゴールを奪う」ところは「崩し」があった。
相手の裏・背後を突く動きとそのタイミングで供給するパスの質
相手・ボールに対しての連動した動き
特に3人目の動きが多くあった。
それによって相手が守りづらい
狙い所を与えない環境を作っていた。
結果は内容も相手を圧倒していたし、結果も3-0・3-1の2連勝でした。
4年生のクオリティーもあがってきてる。
つつゆうは本当にここ最近で凄い成長を遂げている。
プレーの安定感は抜群で、視野も広いところまでしっかり見れているし、パスの付け方、精度も高い。
インターセプトは1番出来ている。
リーダーシップも出てきて良い感じになってきた。
こうがも要所要所で相手の攻撃の芽を摘んで、高い位置での攻撃にも積極的に関わり
遠くも見れて、シュートの意識もある。
抜群だったのは、GKこうたが交わされて無人のゴールになりかけたシーンで
こうたがパドロンでスーパーなセーブをしたんだが、その後ろ
ゴールの中にこうがが帰ってきて弾く準備もしていた。
素晴らしいカバーと戻りだった。
ひびともサイドで起点になってドリブルとパスを判断良くできていて
クイックネスもあるから相手は中々止められない。
左右蹴れるのも武器で
相手の監督さんが1番褒めていました。
4年生のクオリティーも上がっている中
はると(2年)も凄いプレーでディフェンスしていて
ディフェンス能力は抜群に高く、ボール運びのスピードと能力はこの年代ずば抜けているし
けんしんに至っては1年生なのに本当に違いを見せて
ゴールを決めてしまう。
ゴール決めるときは大体ボールが来るところにいるもんね。
「ゴールへの嗅覚」
これって中々教えられない。
出る試合出る試合で点を取るんだから凄いよね。
1年生だよ。
4年の試合だよ。
凄いの一言。
松浦コーチもイスカルカップセレクションの時に唸ってたもんね(^_^;)
あみ(3年女子)も12月からの急激な成長を引き続き継続して素晴らしい成長を続けているね。
昨日も2点取って、ポストプレーもしっかりできて、2点目のサイドのクロスボールが来たときの左足でのセクシートラップは驚愕だったね。
今回はよしかず(4年)もたいがも不在だったので
どうなるかなと思ったが
皆良くなってる。
U-11も前回の白岩での練習試合から取り組んでいることが出来ていて
1本目は圧倒していた。
7点取れたんだからね。
しかし、終了間際の2失点は
完全に「サボり」
運動量と質が落ちて、立ち位置・ボールの置き所・身体の向き・タイミング
の細かな作業を怠っていた。
明らかだった。
試合後に説教したが、強いチーム・素晴らしい選手はそんな「隙」を絶対に見せない。
相手に成長のチャンスを与えない。
そこが無かったし、それを強く指摘する選手もいなかったのが本当に残念だった。
宮城リョータか松木玖生がいればなぁーと心から思った。
松木君、彼とは同郷で、教えられたチームも私が選抜の時にお世話になった監督がいたチーム
「超スパルタ」だったもんね。
めちゃくちゃきつかった。
真ん中に立っている監督がその礎を作った人。
怖かったなー
あまり笑わなかったし。
皆、顔が引き締まってるでしょ。
でも、だから隙を作る環境にないもんね。
その環境で松木くんは育って
ああいう自己主張が出来る日本を代表する選手へと成長したんだから。
そこのチーム、大沢サッカー少年団は
1年生だろうができる選手は6年生の試合に出して
行けるところまでボールを運べ
激しくボールを奪いに行け
の教えだったもんね。
そういう教えだから、その少年団から松木君含め
何人ものJリーガーを輩出したんだから。
勝てば良いわけではない。
内容・個人の質がとても大事なんだ。
2本目は相手も
「このままじゃ帰れない」っていう思いで気合い入れて向かってきて
4点取れたことは良かったけど、5点取られて敗戦。
でも、やろうとしてることはやっていたけど
相手は上手く対応してきて、自分たちは修正が利かなかった。
やはり、「自立」していくことがこの年代は課題かな。
もっと「勝つ」「戦う」為にもっと自分たちで自己主張していかないと
成長していかないよ。
そして、サッカーを理解して学んで
自分たちの力をつけていかないと修正力は身につかないよ。
結果は1勝1敗
しっかり受け止めないとね。
でも、1本目は7点取れたし、2本目も4点取っているし
全員しっかり時間をかけて出場させることができたから
収穫ばかりだった。
失敗も収穫。
学童県大会からまた力をつけた印象を持ったね。
相手の監督さんも
「選手達にはグラッソに苦手意識がある。やっても勝てないんじゃないかって思ってる」
って試合後に言っていました。
それだけクオリティーが高いと言うこと。
でも、監督さんはそうさせないように沢山力をつけるアプローチをしてくるはず。
我々もそこに負けずに日々から落とし込んでまだまだ高い成長を続ける。
お互いにとって最高の刺激を与えられる「良いライバル関係」であり続けることが
両チームにとって利益になること。
お互い切磋琢磨してまた会おう!!