今日のワカタケ稲若さんのコメントを紹介します。
今回僕らと一緒にウガンダから参加してくれたジョン。
生まれたときから親もいないし、
ずっと擁護施設で育ってきました。
最初にスペインに来た時に、
“スパイクを忘れた”と
言っていました。
でも本当はスパイクを持っていなかったんですよね。
本当に食べることもままならない1人の子供が何にも無い状態で海を渡り僕らの一員として一緒にサッカー出来たことを誇りに思います。
先程子供達にも話をしましたが、
世界は平等ではなくみんなほど世界の子供は恵まれてはいない。
でもやっぱり世界中の子供達が夢を見るのだけは平等であるべきだと思います。
ジョンにスパイクをプレゼントしました。
どんな場所からでも
どんな辛い状況でも
夢は諦めなければ叶うと思う。
例え親がいなくても夢だけは見続けて欲しいです。
ジョンにはどんな時も諦めないで欲しいです。
沢山の選手が色々なものをあげたので
ジョンが号泣。
帰りたくないって….
あまりにも切ない…
1人でも多くの子供達が世界に少しでも目を向け
少しでも今の当たり前が当たり前ではないことを分かってくれたら。
こういう「現実」と向き合って共にチームメイトとして戦うからこそ
「人間性」や「感性」が磨かれていく。
私もスペインに行ったときのウクライナの難民のお話をこのブログでさせていただきました。
日本は本当に恵まれている。
世界はそうではない。
アフリカだろうがブラジルなどの南米だろうが中東だろうが、アジアだろうが
これが「当たり前」ではないということ。
だからこそ「夢」を持ち
「夢」を叶えて
大きくなること
サッカーでお金を稼いで家族を養っていくということ
その夢への「情熱」が半端なく質が違う。
私もその想いで貧しい家庭を何とかしようと夢を抱き、プロを目指した1人
だから、他の人とは「積み上げ方」が全く違う。
「生きる力」が違う。
結局、そこがとても大切だと思う。
グラッソの選手たちも
大きな「大志」を抱いて
「夢」を持って
自分を信じて誰よりも夢を叶えるために積み上げてほしい。