今回、中体連県大会に出場して
相手が1部リーグで戦っていて、前回チャンピオンという状況でも
選手達は怯まず、私の戦術に対してしっかりトライしてくれた。
その部分では途中までしっかり闘えていて
チャンスも何度か作れていたことは収穫です。
しかし、我々がいつも求めてこだわっている技術とスキルが伴っていなかったのも事実。
相手のスピードと強度に対して
個人で闘えていたのは両センターバックだけでした。
実際に試合後に評価していただいたのはその2人でした。
私もそう思います。
集中力を持って相手の攻撃に対して冷静に且つ力強く対応できていた。
でも、センターバックだけでは闘えない。
11人がそれぞれの役割をやるべきことを実行していきながら
相手に優位性を持って局面のプレーで勝ち続ける作業をしていかないと
この先の勝利はない。
それは来年への課題として
まだグラッソは若いチームですので
今後の育成・成長を楽しみにしていきたいと思います。
この試合の雰囲気を創り出してくれていたのは
保護者の皆さんとグラッソのジュニアの選手達
こういう姿を見たら本当にやりがいがあるし
選手達は燃えるきっかけになるでしょう。
以前にもお話ししましたが
スペインでは、サポーターの役割を保護者やその家族達が創り出しています。
この雰囲気を創り出し
この雰囲気でプレーをするからこそ
選手達は成長できます。
その意図を皆が汲んでくれて
この空気を創り出してくれたことに感謝です。
そして
今回中体連県大会に参加してみて感じたことは
各チームがしっかり技術とスキルを落とし込んで指導しながら
意図やメッセージが入ったプレーが多かったこと
選手全体のレベルが上がっているなと感じました。
これは切磋琢磨していく上で非常に重要なことです。
技術やスキル、戦術を落とし込んで
それぞれを駆使して闘っていけば、間違いなく素晴らしい内容・中身のある良い試合になるでしょう。
そうすれば県全体のレベルが上がり
高校年代に必ず生きてくるはずです。
そんな期待と希望を感じながら今日審判をしてきました。
指導者の皆さんの情熱を持った指導
育成の観点を持ちながら教育もしていって
将来に繋げる指導をされている指導者の皆さんに
私は刺激ばかりをいただきました。
とある指導者の方々からは
グラッソが中体連に参加してジュニア年代も含め、こうやって取り組むことによって
間違いなく先端を行き、全体に刺激になると思いますと仰っていただきました。
そのように我々を理解していただき
初めてのチャレンジに快く歓迎してくれて
こうして究極の戦いの舞台を作っていただけたことに感謝しかありません。
来年以降も中体連にチャレンジします。
近いうちに上位に上がり
九州大会・全国大会に絡んで
育成の所も個人個人全体で浸透できるようにしっかりやっていきます。
来年以降も宜しくお願い致します。