GRANDE LAZOS FC

向上心の塊

昨日はU-9のトレーニングと、U-10からU-15のトレーニング

その中で

前回のブログで先述したGKのこうた(4年生)

昨日はゲーム中心だったんだが、必死に上級生のボール・シュートに対して食らいつきながら対応していた。

中学生のシュートはもちろん

コーチ、要は大人のシュートもしっかり手のひらで上手く当てて止めていた。

大したものだ。

私が5年生~6年生の時に対応していたことを

彼は4年生の時点で対応している。

 

もちろん、やられることもあるが

見送ることは無い。

怖がらない。

怖がっていたら間違いなく手のひらに当てることは不可能。

これは、キーパーにとってとても大切。

「やられ方」が大事。

見送るキーパーは絶対に成長は無い。

それは、ベテランがやること。

 

守備範囲を広げ、最後まで諦めない姿勢

これがプレーに現れるからだ。

私が良いキーパーか悪いキーパーかを見分ける1つの基準だ。

彼はそれも備わっている。

 

しかも、ビルドアップもできる。

後ろで繋ぐ

ダイレクトも入れる。

決して「自分のペース」でボールを動かさない。

「チームのペース・リズム」でボールを動かすことができ

長いボールも蹴れる。

取ったら1番に遠くも見れて

常にカウンター

攻撃の起点として意識している。

まだ4年で、キーパー始めて1年経っていない。

グラッソに入ってからも1年経っていない。

 

本当に人生が変わったね。

良い方向に行っている。

GK経験者で元プロGKの私と、佐賀東でプロになるために取り組んでいたヒロトコーチも最大限の評価をしている。

 

そんなこうただが

昨日の練習後に

「監督」

と。

何かなと思ったら

 

「中学生達と一緒に練習したいです。」と。

 

グラッソはできる選手・向上心のある選手は

小学生でもU-15コースへの契約を結んでいる。

U-15コースへ契約すれば

小学生の練習や試合だけではなく

中学生の練習・試合にも参加できるシステム

 

グラッソは5年生、6年生の多くがこの契約を結んでいる。

 

こうたからこの言葉を聞いて

「お母さんと相談してきなさい」と伝え

すぐにお母さんと相談

 

相談と言うより

自分の意志で、自分の言葉で監督に伝えなさい

と、言わんばかりにお母さんがドシッとしていた。(笑)

こうたから再度

「中学生達と一緒に練習させてください」

と、お母さんと私に伝え

お母さんも

「あなた次第だよ」と一言だけ

そして、両者合意の元、4年生で初のU-15コース変更(昇格)となった。

 

向上心の塊だな。

 

こうたを見ていると、オーラでそう感じる。

不登校だった9ヶ月前と比べたら真逆の方向に

良い方向に行ってくれている。

今では学校もしっかり行ってくれている。

何のために学校に行かなくてはならないのかということも

私からわかりやすく説明してきた。

彼は、忠実に表現してくれて、今では誰よりもしっかりしている。

日の丸を背負い、世界とも戦ってきた。

グラッソに入団していなかったら、今頃こんな姿にはなっていなかったであろうね。

 

指導者や親は

子供が決めた「目的地」に対して正しい「矢印」を示す役割をすること

これがとても大切。

「カーナビ」の役割。

 

多少遠回りしたって良い。

多少道を間違ったって、良い景色を見たいからって多少遠回りしたって良い。

重要なのは

「目的地を決めること」

「目的地に対して大きく道を間違わないこと」

鹿児島に行こうとしているのに、東京や北海道を目指していては本末転倒。

目的地にたどり着かない。

そして、人生は上手くいかないことだらけ。

サッカーも同じ。

通行止めなんて日常。

じゃー通行止めだからと言って諦めるのか?

いや

回り道を見つける

そして、道がなければ

「道を切り拓けば良い」

 

日本、いや、世界の先祖含めて人類はこうして生きてきたはず。

ならば、その真似をすればいい。

 

先輩達が作ってくれた「道」を

こうたは「己」の力・意志で道を切り拓いた。

 

そんな選手を、私は最大限にサポートしていく。

 

これからの成長が楽しみだと言うことと共に

1人でも多く

志高く

サッカーや人生に「魂」を込めて生きてくれる選手が育ってくれることを願う。

 

こうたよ

俺を超えろ!!

080-2725-1024