今回はワカタケのブログを抜粋します。
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ついにあの選手が契約。
無事にサインも終わりましたが
これからトランスファー(移籍手続き契約)をやり
全ての手続きが終わって
クラブからの正式発表まではまだ公開出来ず。
あの怪我からよくここまで諦めずに頑張ったよ。
3回手術して
何回も辞めようか悩んで。
何度も何度も手術の度に涙して。
本人も辛かったし
親御さんも周りの仲間もみんな辛かった。
ただ
俺はまだサッカー辞めたくないって。
2年のリハビリを経て復活。
本当に辛かったと思います。
本人にしかそれはわからない。
ガチでみんな泣いたから。
みんなあまりのことに泣いた。
よく戻ってきた。
結果的にここまで来て
スタートラインへ。
よくやったな。
よくやったよ。
おめでとう。
その言葉しかないわ。
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今までの過酷なチーム契約までの旅
プロ契約に至るまでどれだけ大変なことか。
私はその経験者であり、全てのサッカー経験者でその舞台に行き着くまでどれだけ大変なのかは理解できると思う。
プロになれるのは日本でも高卒・大卒年代だけでも全選手の0.6%未満
私はその中に運良く、巡り合わせがあって
実力も伴ってプロの世界に入ることが出来た。
4歳に父を亡くし、生まれつき心臓疾患があり、5年かけて治癒させて
母子家庭で5人兄弟で過酷な状況だった。
とてもサッカーが出来る状況じゃ無かった。
でも、そこに私はたどり着いた。
だが、ほとんどの人が契約までに至らない。
そこまでにどれだけの血のにじむような努力をしてきたか。
その努力も自分にとって「正しい努力」でなければならない。
契約まで行き着くまでに大変なのに
この選手は大怪我を負って完治するまでに2年かかった。
それだけでも過酷で、普通の選手であれば諦めてしまう。
でも、自分を信じ、スタッフを信じ、仲間を信じた結果
そして、どんな状況に置かれても自分の出来ることに日々ベストを尽くした結果
皆は彼のことを見てくれていた。
最大級の評価をしてくれた。
もちろん、サッカーの能力で評価されなければプロの世界には入れない。
実力社会。
ましてや、海外における日本人の立ち位置は「外国人」扱い。
外国人枠も数名しかない。
その中に入るのは「至難の業」
でも、彼は普通じゃなかった。
他の選手とは別格に違う「心の才能」があった。
諦めず、突き進んだ道を信じ
やり切った結果
サッカーの評価だけでなく
普段の日々の取り組み
「人間性・人間力」が評価された瞬間であった。
そんなドラマがあったら、皆泣くよ。
私も当事者でもないのに泣けてくる。
名前が「こころ君」
こころくんが生まれたときの親御さんの彼の一生への想いがここに結実した瞬間だったね。
その想いを考えると、また、泣けてくる。
名前って本当に意味があるよ。
個人差があるが、サッカーや人生は決して上手くいかない。
上手くいかないことだらけである。
上手くいっているときは何をやっても上手くいくが
大事なのは上手くいかなくなったときにどうするか
どう乗り越えるかである。
それを最終的には人の手を借りず
「自分の力」によって成功へと導いていかなければならない。
考えて練習しなかったらずっと上手くいかない。
誰よりも練習しなかったらずっと上手くいかない。
日常に落とし込まなかったらずっと上手くいかない。
自分をいつも鏡に映さなかったらずっと上手くいかない。
上手くいく選手は「心の才能」がある選手が成功へと繋がる。
「心・技・体」
自分の心を磨くこと
自分の心を鍛えること
自分の心と会話すること
人の心を理解すること
これがとても大切なことです。
心があるから身体が動く
心があり、自分から身体が動くから技を習得でき、磨ける。
だから、自分からコミュニケーションが取れる。
その心が無くなったときは「サッカーから離れる」時。
グラッソの選手達もぜひ参考にして、こんな選手に育ってほしい。
今日の試合でも感じたと思う。
本当に簡単じゃないから。
今回それをえりしょう(5年)が示してくれたと思う。
彼も去年の春に全治3ヶ月の大怪我で手術して苦しい思いをして
もがいて苦しみながらも復帰してからの活躍
そして、サッカーでも1人の人間としても評価されて
来週から単身スペイン1部リーグのセルタに留学する。
人生何が起こるか分からない。
自分の信じた道を突き進むだけ。
そうすれば、サッカーの神様が味方してくれる。