今日のキッズアンサーカップ
3カテゴリー優勝を狙ったが、U-7は4位、U-8は5位、U-9は3位
やはり高レベルの熊本
サッカーそんなに甘くない。
でも、良いこともたくさんあった。
ふうご(年中)のゴール
とうま(1年)のゴール
嬉しかったね!
ふうごは初ゴール!!
年中さんであの横からの速いパスをダイレクトインサイドで綺麗に合わせられたのは凄かった。
ふうごは彼なりにサッカーを理解している。それはトレーニングからオフザボールの時はバックステップを踏んだりしながら良い立ち位置を心がけていることを私は知っていた。
これは2週間くらいまえの練習の全員のミーティングでも褒めていたこと。
だから、練習から意識しているから的確なポジションが取れるんだなー。
考えて正しい努力をしている練習は裏切らない。
今日、1番学んだこと
「サッカーの恐ろしさ」
U-7もU-8もU-9も
全て1つのミスで失点に繋がり
それが決勝点で負ける。
U-7もU-8もグラッソに勝ったチームが結果、優勝している。
サッカーの恐ろしさをこの年代で感じれたのは大きかった。
中々経験できないこと。
そして、これはトレーニングから言っていたこと。
「高いレベルの相手はミスを逃さない」
と言うこと。
それをまざまざと見せつけられた。
しかし、あれはミスなんだけど、ミスではない。
けんしんのスローインの判断ミスではあったが、判断としては間違ってはいない。
しかし、「状況」を理解できなかっただけ。
えいみのミスも全くミスではない。
ミスになった後、えいみなりにめちゃくちゃ頑張って何とかしようと
うつ伏せで倒れながらも必死にボールを身体全体で隠すことをしていて時間を稼いでくれた。
最高のプレーだった。
しかし、周りが何も反応しなかったのが大きなミス。
「ミスした後、どうするか」が大切。
声をかけたのか?
近くに寄って助けれなかったか?
やれることはあったはず。
でも、やらなかった。
自分で感じて実行できなかった。
人が困っているのに見過ごしてしまったのが大きなミス。
道でおじいちゃん、おばあちゃんが倒れていたら助けるでしょ?
サッカーも一緒。
チームメイトが困っていたら助けなきゃ、それは「チーム」とは言えない。
失点後もえいみの頑張りで前線まで良い状況でボールを運んでくれてビッグチャンスがあったが
決めきれず、逃げのプレー。
そこも助けるチャンスがあったのに助けられなかった。
それも大きなミス。
でも、それが経験できたのは大きかった。
これって中々リアリティを持って伝えられないから。
そんな現象中々起きないから。
でも、U-9は今までで1番内容が良かった。
皆の成長が見れて、2年生も成長が見られてかみ合ったプレーの連続だった。
元チームメイトで元コンサドーレ札幌の市村君がグラッソに勝ったチームに感想を聞いたらしく
「8:2くらいでボールを持たれた。ボールを追い越す動きだったり、シンプルに繋ぐことだったりプレーテンポも速く最先端のサッカーをこの年代で落とし込んでる。間違いなく熊本にはないチーム」と最大級の評価をしてくれていた。
U-9の準決勝で対戦したFCノルドの監督の片山監督は私と同期で高校から知っていて
彼は国見高校で高校選手権を先輩の大久保嘉人さんをエースに2年と
GK徳重健太、DF日本代表の徳永悠平、MFの蒲原達也
そして、1年で怪物・平山相太を擁して3年と2年連続で選手権全国制覇したレギュラーメンバー
2年時は高校3冠を達成したエリートで
高卒で名古屋グランパスに入団した方。
左サイドハーフ・サイドバックで
めちゃくちゃ足が速くて誰も追いつけない全国トップレベルの俊足と
技術とメンタルの持ち主だった。
そうじゃないと、全盛期の国見のレギュラーは張れなかったもんね。
何度か対戦したことがあるけど、「衝撃」だったもんね。
ナショナルトレセン以来の再会で
今日の準決勝の試合前や試合後にもお話しして感想を言ってくれたが
「凄い上手い。この年代でしっかりサッカーしていて、うちが決勝に行ったのは本当にラッキーだった。押されっぱなしだった」と言っていて
元プロ経験者の人でもグラッソのことを評価してくれた。
しかし、あのワンチャンスで得点に結びつけると言うことも
元プロが指導していることが繋がっている。
「サッカーを知っている」ということ。
サッカーを知っているからこそ、ここぞと言うときにパワーを使って
全員で共有して皆で身体を張ってゴールを守り、全員でゴールを奪いに行くという
試合巧者のサッカーができていた。
うちにはそれが足りなかった。
でも、良い失敗だった。
えいみ、落ち込むことはない。
それが人生であり、それが大事な経験なんだ。
そして、ミスから自分のできることを最大限にやってくれたじゃないか。
そのプレーを見ただけで今日のMVPだ。
負けてえいみが泣いて、俺も泣きそうになったよ。
良くやったよ。
上手くなってプレーテンポが上がって、ドリブルもパスも効果的で
格段に成長もしていることは見ていた全員が理解している。
だから、落ち込む必要は無い。
全ては「経験」であり「学び」なんだ。
これを次にどう活かすか
それが選手としてとても大切。
元プロ同期対決に負けた私も相当悔しい。
でも、本当に刺激をもらって、まだまだ成長していかないとと思えた1日だった。
こんな元プロ選手の集合写真撮れたんだから。
貴重。
高校は皆違えど、同じ想いを持って学生時代共に高め合ったライバルであり、「戦友」
プロを目指し、叶えた選手だからこそ、分かち合える。
こうして15年以上ぶり、久しぶりに再会してもすぐ溶け込める。
昭和58年・59年生まれの指導者がもっと頑張って選手を育成して
サッカー盛り上げてレベル上げて
生きてるうちにW杯で優勝するシーンを見たいよね。
この九州の昭和58年・59年生まれの指導者のチームが集まって切磋琢磨できる環境を今作っていることを片山君から聞いたので
非常に素晴らしい提案をいただき、何か大きいことができたら良いなと思う。
元プロ選手は毎日泣きながら、血のにじむような「努力」をして、苦しいことや辛いことを乗り越えて「夢・目標」を掴んだ人間だから
それを子供達に伝えて育成することが元プロトップでやってきた選手、俺たちの「使命」だと思う。
本当に熊本に来て良かった。
勉強になった。
またチャレンジしよう。