こんにちは!
今まで4つの試合を振り返りましたが
はっきりしていることがあって
皆、確実に成長していると言うこと
自主練の成果が出始めている選手が出てきていると言うこと
しかし、まだ「力」が足りていないと言うこと。
そして
「競争」が激しくなってきているということ。
サッカーは「超」がつくほどの「競争社会」です。
その中でプロ選手になれるのは
高卒の高体連選手で0.15%(チームによって確率も変わるが、それだけチーム内競争が待っている)
J下部組織で18%(そもそもJ下部組織に入り、昇格すること自体確率は低い)
私の肌感覚では18%も無いと思っています。
それだけ厳しい競争
私はその確率の中に入った1人。
だから思うんです。
「私の積み上げ方は普通の人とは積み上げ方が違う」と。
どれだけ自分をストイックに追い込んで毎日を積み上げられるか。
減量して、食事制限して
水も飲めないくらい自分を追い込みながら
過酷なトレーニングで鍛えて戦える身体を作り
チャンピオンを目指しているボクシングの選手よりはまだ優しい。
逆にそこまでストイックに追い込める選手が最後、行き着くところに行き着くんだと思う。
トップトップの世界にたどり着くんだと思う。
私もやりましたもん。
小学生から自分を追い込むことを。
毎回の練習で練習にならないくらいのスキルしか持っておらず、練習にならないから毎日泣き、トイレに鍵をかけて籠り
コーチが慰め、コーチという大人のシュートを小学生から受け続け
それが楽しかった。
選抜の練習ではグランド外周ダッシュ20周からトレーニングは始まり
シュート練習は雨あられのように飛んでくる。
あまりにもシュートが取れなかったらずっと「罰走」
1回練習直後に貧血で目の前が真っ暗になって倒れたこともありました。
でも、サッカーが嫌いになることはありませんでした。
それは「夢」があり、「目標」があったから。
そこで得た良い習慣を中学・高校と自分なりにやれたから
皆から評価され、認めてもらい、力をつけて結果を出し続け
プロへの道を開くことができたんです。
そして「絶対に負けたくない」
その一心でサッカーに打ち込んできました。
試合に負けたくない
選抜のセレクションで負けたくない
ナショナルトレセンで負けたくない
チーム内競争に負けたくない
その一心でした。
それが、私の心を奮い立たせ、身体を極限まで鍛えることができました。
身体が資本であるのがスポーツ
未だに高校生くらいだと通用します。
それくらい身体の中に「貯金」を作っていたから。
昨日のジュニアユースのトレーニングで最初に
土曜日にTBSで放送された「バースデイ」という番組
流通経済大学サッカー部のチーム内競争をドキュメントとして放送されたのを選手たちに見させました。
これが「普通」です。
強豪高校・大学に行けば部員100~200人
多いところは300人以上の中で「競争」しなければいけない。
そんな環境で育成する状態を私は良しとはしていない考えの1人ですが、そこは前置きした上で。。。
実際にはこれが「現実」です。
グラッソの中学生や小学高学年の人たちがこれを見て思うことはあったと思いますが
もっと「競争」することを意識して取り組まないといけない。
中学生はもちろんですが、特に中学2年・3年生はもっとそこにこだわって取り組まないと
行ってから競争に飲み込まれてからは遅い。
今から競争に勝つための「準備」をしないと。
「お花畑」な脳の状態でサッカーに取り組んでいたら大変なことになりますよ?
もっとそこにこだわってほしいし、「超競争社会」の中で
ハイパフォーマンスを日常から出しながら
誰にも負けない武器を多く作ってチームが良い方向に行くためにプレーで行動で表現できる選手になってほしい。
簡単ではありません。
だからこそ、やりがいがあるんです。
そして、グラッソFCは「選手育成型クラブ」であり「プロ養成所」ではない。
「人間育成クラブ」である。
いずれ近いうちに佐賀で1番の「プロ養成所」にしたいし、そうなると思っているが
もっと大切なことは「人間形成」であり「人間力育成」
夢かなわずプロ選手になれなかったとしても
育成年代において
1つの物事に対してストイックに全力で取り組めたと言うことは
その後の長い人生において
高確率で豊かな人生
豊かなキャリアを送ることができる。
それは科学的にも証明されている。
「俺は・私はここまでやってきたんだ」という事実と誇りが
これから先の困難や上手くいかないことにもしっかりと向き合い
問題を解決し
その後の道を自分で切り拓いていけるからだ。
すべては己の「力」次第
皆のさらなる「競争」