最後は学童予選中部地区U-11リーグ戦
この日は最終戦
上位2チームが県大会出場を懸けた代表決定戦に進出することができます。
最終戦を前にグラッソが1位でグラッソが引き分け以上で突破
負ければ逆転で敗退という状況。
前の試合でエストレーラが3-0で高木瀬を破り
グラッソは2点差で勝てばエストレーラと勝ち点・直接対決の成績・得失点差・総得点
全てで並びPK戦にて1位と2位を決める状況
3点差以上で勝てば1位突破が決まる
さあー試合
序盤から攻勢に出ながらマイボールの時間が多く取れず、主導権を中々握れずにいましたが
相手のゴールキックからのパスをひびと(4年)が奪い
キーパーを交わすが、シュートコースが無い
そこから中へ折り返しゆうしん(5年)がマイナスでダイレクトシュート
相手DFにブロックされましたが、そのボールをゆうせい(5年)が左足でダイレクトシュート
これが決まり先制!
続く前半にグラッソのゴールキックから
GKこうた(4年)が蹴ったボールが相手の背後へ
それをひびとが相手を身体でブロックしながら裏へ抜け出しGKと1対1を冷静に決め2点目
このプレーは2人で試合前に話をしていたようで、「準備」と「予測」が相手を上回った素晴らしい連係プレーでした。
GK1本のパスでゴールまで行けてゴール奪えたらめちゃくちゃ楽ですよね。
私も小学生の時からそういうプレースタイルで何本もアシストしていましたから。
でも、まさか、事前に話をしているとは思いませんでした。
「サッカーの理解」とお互いの「信頼関係」がなければ生まれていないゴールでした。
前半で2-0にできたのはとても大きかったです。
その後は相手コートでサッカーをすることが多かったです。
そして、ハーフタイムも選手間で密なコミュニケーションをひたすら取っていました。
ほぼ全員が次の後半に向けての擦り合わせをしていて
本当に頼もしくなったなと感心していました。
色々工夫しながらこの選手たちを育ててきて
一定の成果を中身から感じることができ
これで大丈夫
彼らはやってくれる
という信頼が私の中に生まれましたね。
後半も優位に試合を進めながら
飲水タイムでこれまで攻守で貢献していたつむぎ(5年女子)が帰ってくるときにしんどそうに帰ってきたので、ここでけんしん(1年)を投入
けんしんは早速「仕事」をします。
右サイドペナルティーエリア角付近でけんしんがボールを持ち逃げながらボールをキープしていたら
倒されFKに
そのFKをゆうしん(5年)が直接決めて3-0に!
これで1位突破の条件が整いました。
後は0で抑えながら追加点を取りたいところ
ここでたいが(2年)とゆうと(4年)の兄弟を投入
しかし、相手も勝てば逆転で突破できるので、最後まで諦めずに厚みのある攻撃を仕掛けてきて
その攻撃を「受けて」しまいました。
受けるなら受けるでいいんだけども
受けてるだけで
攻撃に転じられず
相手も勢いを増して攻撃してくるから
中々止めてボールを広いところに運んでカウンターを仕掛けられず
だいぶ押し込まれてしまいました。
GKこうたのスーパーセーブが2本ほどあり、何とかそのまま3-0で勝って
1位で突破が決まりましたが
私は素直に喜べず
途中から出た選手に説教しました。
これでは、高いステージ・高いレベルの相手なら
間違いなくやられていました。
高いレベルはそこを逃しません。
ましてや途中から出てきた選手
フレッシュなはずです。
しかし、走っていないし、走れていなかった。
そして、今どんなスコアで
どんな試合状況で
自分はどんなプレーをしてチームの勝利に貢献するかを
理解していなく
準備もできていなかったのです。
だからまともに受けてしまうきっかけを作ってしまった。
先述しましたが、GK1人入るだけで試合の流れが変わります。
それはフィールドプレーヤーも同じ
悪い流れをどう良い方向に修正するか
そのきっかけとして「選手交代」があります。
その「選手交代」で逆に流れが悪くなってしまった。
これは大いに反省材料です。
選手たちの力で次の高いステージに進出して
次は1発勝負の代表決定戦
そこも乗り越えたら県大会が待っています。
もっと良い準備をして
代表権を自分たちの力で勝ち取る
この7月・8月は超大切です。
ゆうせい、ひびと、こうたは来週からスペインに行き
日本選抜選手として国際大会「ドノスティカップ」に参加します。
世界と戦えるチャンスを得て
バチバチ世界と戦って
間違いなくレベルアップして帰って来るでしょう
残りの選手たちも3人以上に努力して
自分のスキルを格段に上げて
やれることを多くして
自信を持って戦ってもらいたいです。
今年の2月のU-10リーグでは1位が懸かった試合で点が入らず0-1で敗戦
1位を取れず、今回対戦した牛津FCにもギリギリの1-0でした。
確実に成長はしている。
それは間違いない
今回はしっかり勝ちきって
プレッシャーのかかる状況で「結果」を出せたことは自信にしていい。
さあーここから
まだまだ上はいる
上は甘くないよ
さらに自分と向き合って
チームメイトと向き合って
さらなるレベルアップに努めよう。
そして、グラッソは1年生だろうが、2年生だろうが
しっかり積み上げている選手
戦える選手は試合に出れるチャンスがある
下の突き上げはチームのベースアップに絶対に必要なこと
幼児年代でははる(年長)が大爆発をしてくれて
去年のけんしんを思い起こさせるような活躍と能力を身につけてきている。
高いレベルの安定
競争を生んでいくことがチームの活性化に繋がる。
幼児だろうが3年生だろうが5年生だろうが関係ない。
だから、出れなかった選手はもっと突き詰めて
試合に出てる選手たちよりもっと汗かいて
もっと考えて
もっと積み上げてほしい。