今日はスペイン・モーションカップを戦っているWAKATAKEの1日目の戦評を書きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大会1日目総評
「闘う、喋る、出し切る」
サッカーをする上で、まずベースに持つべき部分。
それがあって初めて、技術や戦術云々が
ついてくるのですが、すべての選手が逆。
怖がって闘いもしなければ、喋りもしない。
逃げるようなプレーで、ディフェンスラインに
下げるばかりで、後ろが重くなり、
しょうもないミスが出て失点。
原因がミスである上に誰も喋ろうとも
盛り上げようとも修正しようともせず
ミスした本人が肩を落として
チームとしてメンタル面がガタ落ち。
たったの1点であきらめムード全開でした。
集合して修正をして
最後に「オッケー?」と聞いても
全員が答えられず。
初日からこのベースの部分は
口酸っぱく言ってますが
誰一人としてできず。
かなり厳しく追求して、ビジャレアル戦は
ベンチからの声かけはゼロで闘いましたが
何も変わらず。
普段から自分で考えたり、チームメイトと
会話をしながらサッカーをする環境がなく
何をすれば良いのか?何を言えば良いのか?が
わからないんだと思いますが
あまりにも残念でした。
ベンチから名前を呼ぶと直立で
こちらを見て言葉を聞こうとする。
そんな日本サッカーの悪しき習慣が
垣間見える彼らでした。
勝ちたい気持ちが見えない。
勝ちたければそれが言葉にもなるし
周りにも要求ができるはず。
ベースがないままに勝てるほど
簡単な相手ではありません。
彼らのサッカーは、まだ、
チームスポーツに辿り着いていません。
そんな中でもゲンジロウ、スザク、イブキ
あたりは、何かを変えようとやってくれていました。
言葉は出ませんが姿勢で示してくれました。
ユウヤもあまり闘えませんでしたが
少しずつ相手に厳しくチャージができてきて
スライディングしてでも止めようとする姿勢が
現れてきました。
この変化を継続してくれれば
トーナメントも勝ち上がれると思います。
誰もが何かしらを持っていますが指示を待っていたり
考えらなければここでは勝つことは出来ません。
自分からアクションを起こし周りを呼応し引っ張る部分をそれぞれが出していってくれると必ず変われると思います。
選手それぞれに期待したいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは選抜選手に限らず
グラッソの選手全員に言えることです。
バーモントカップでも言い続けていたことです。
アクションなくして成長なし
闘わずして自分に勝たなければ相手に勝利なし
成長なくして勝利なし