先日セルティックがリーグ優勝した後に掲載されました日刊スポーツの記事を抜粋致します。
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セルティック2年連続V 日本人選手熟知の指揮官「やれると確信」“日本化”加速 次は国内3冠
[2023年5月9日7時43分]
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202305080001181.html
<スコットランドリーグ:ハーツ0-2セルティック>◇7日◇エジンバラ
スコットランド・プレミアリーグで7日、日本選手5人が所属するセルティックが敵地でハーツを2-0で下し、4試合を残して2季連続53度目の優勝を決めた。FW古橋亨梧(28)は後半22分にリーグ戦24ゴール目となる先制点を決め、今季公式戦30得点とした。古橋とFW前田大然(25)、先制点をアシストしたMF旗手怜央(25)は後半途中までプレー。DF小林友希(22)はフル出場し、MF岩田智輝(26)は終盤から出場した。決勝に進んでいる6月3日のスコットランド杯でインバネス(2部)に勝てば、昨季逃した国内3冠を達成する。
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日本選手が主力として奮闘したセルティックが、リーグ2連覇を成し遂げた。前田は相手を退場に追い込むプレーを見せ、数的優位になった後半22分にはロングパスに抜け出した旗手の右からの折り返しに、走り込んだ古橋が左足で合わせた。今季の公式戦で30得点に到達した古橋は「集中力を切らさずに準備し、チャンスでいかにいいポジションを取れるかが僕の持ち味。それが、この1点につながった」と胸を張った。
そのエースの活躍がクラブの「日本化」を一気に加速させた。昨季の20点と合わせ、2シーズンで「誰も想像できなかったと思う」という通算50ゴールに到達。一昨季のセルティックは10連覇を逃し、かつてオーストラリア代表を率いたポステコグルー監督をJ1横浜から引き抜いた。その指揮官の意向で神戸から古橋を獲得してチームを刷新。Jリーグでゴールを量産していたFWは新天地でも目に見える結果を残した。
もっとも、ポステコグルー監督は新監督候補の2番手だった。現在ニューカッスルで指揮官を務めるエディ・ハウ監督との交渉が決裂したことで、クラブ史上初となるオーストラリア人指揮官に声がかかった。当時はその手腕を疑問視する声もあり、「彼(古橋)が活躍することが、チームにとっても、自分にとっても重要だった」と言う。
そうして昨季冬の移籍期間で、旗手、前田、井手口を一気に補強。「地球の裏側まで来てすぐに適応するのは簡単でないが、やれると確信していた」と、Jリーグで活躍した3人の特長を熟知していた指揮官はさらなる日本化を進めた。
今季は井手口(現福岡)がチームを離れたものの、神戸から小林、昨年のJ1MVPの岩田を横浜から獲得。「選手と契約してチャンスを与えるわけではなく、選手の経験が役に立つ」と、日本の実力者を5人もそろえた。
この古豪クラブにおいて、日本選手の成功の原点と言えるのが元日本代表MF中村俊輔。06-07年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)マンチェスター・ユナイテッド戦で決めた直接FKゴールは今もチームの伝説として語り継がれている。だが、今季のセルティックは欧州CLで1勝もできずに敗退。リーグのレベルを問う声も絶えない。
前田は「スコットランドはいろいろ言われるので、結果を残さないと意味がない」と話していた。リーグ戦を制したことで来季の欧州CL1次リーグからの出場権を獲得。その最高峰の舞台で結果を残すため、まずは6月のスコットランド杯決勝で日本選手を中心に昨季逃した国内3冠を狙う。
◆セルティックと日本人選手の歴史 05年7月に中村が入団第1号。09年6月まで所属し、公式戦166試合に出場、33得点。06-07年欧州CLのマンチェスターU戦で決めた2本のFKは今も語り草。08年1月に水野晃樹が加入。10年6月に水野が去ると、11年間は日本人選手の所属なし。21年7月に古橋が3人目の日本人選手として加わると、22年1月に井手口、旗手、前田も加入。さらに今年1月に岩田、小林も入団し、これまで8人が所属した。
<解説>
なぜセルティックには日本人が多いのか? スペイン、フランスのような外国人枠が英国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)にはなく、同国の労働ビザが発給されれば国籍に関係なくプレーができる。英国は20年12月をもって欧州連合(EU)から脱退。外国籍の選手が以前よりも獲得が難しくなった状況もあり、政府はビザ発給の基準を「特例措置」として下げている。
そこへ市場開拓としてのアジア戦略がある。セルティックには日本人5人に加え、韓国代表のオ・ヒョンギュもおり、今夏には日韓ツアーも実施する。もちろんW杯カタール大会で日本と韓国が16強に進出したように戦力面で計算が立ち、移籍金の安さも魅力だ。加えて中村俊輔の成功による好印象もあるだろう。そんな要因が重なり、セルティックにはアジア選手が多い。【佐藤隆志】
◆セルティックFC グラスゴーで暮らすアイルランド系カトリック教移民の貧困を緩和する目的で、ウォルフリード宣教師が1887年に創設。「セルティック」とは、古来、欧州で暮らす「ケルト人」の意味。「ケルティック」という北フランス、北スペイン、アイルランド、ウェールズに受け継がれるケルト文化の象徴クラブ。チームカラーは緑と白。本拠地は6万411人収容のセルティック・パーク。66-67年には欧州チャンピオンズカップ(現欧州CL)で優勝。19-20年まで9連覇。リーグ53回、スコットランドリーグ杯21回、スコットランド杯40回の優勝を誇る。
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だから今、セルティックが熱い!!
そして、その世界に誇るビッグクラブと一緒に我々グラッソFCが一緒にタッグを組んで仕事が出来ると言うことは
本当に凄いことです。
それは、彼らが我々のクラブの選手達のサッカーに対する姿勢、取り組み、クオリティーだけではなく
ピッチ内・ピッチ外、人間性や人間力など
色々な部分を評価してくれているからこそです。
その期待に我々は応えていかなければならない。
その「自覚」と「責任」
そして「覚悟」を持ってこれから取り組まなければならない。