先日、セルティックからケビンとヒトシさんがグラッソFCの練習視察と会談の為に来てくれました。
その時にケビンが練習視察をした中で評価してくれたこと
・練習環境が素晴らしい
自前の練習グランドがあり、照明設備・クラブハウスなどサッカーのトレーニングをする上で最適な環境が整っている。
そして、この施設を作ったオーナーの「想い」というものがある。
素晴らしい施設環境である。
・選手のクオリティーが高い
プレーを見ていると、サッカーの基礎・基本が理解できていて
その中で選手達自身で判断が出来て、技術も高い。
しっかりサッカーができている。
サッカーの中で必要な「速さ」もトレーニングの中で意識され、取り組んでいる所も素晴らしい。
各カテゴリーでスキルが高く、中でも何名かの選手は魅力的でとてもレベルが高い。
・ピッチ外の振る舞いが素晴らしい
私はプレーの中でのクオリティーももちろん見るが
それ以上に見るところが「プレーしていないところでの振る舞い」
試合をしてプレーしている選手は当たり前に一生懸命にプレーするが、大切なのは「試合に出ていない選手達、休んでいる選手達が試合中や練習中にどう振る舞って練習や試合に常に関わっているか」を見ているし、その事がとても重要だ。
私はマンチェスターユナイテッドやリバプールなどでも仕事したことがあるが、彼らはそこをとても大切にしていて、指導や実践で落とし込んでいた。
そして、そこを見ていると、グラッソの選手達は指導者に言われなくても1人1人がピッチ外の所でしっかり試合に関わり「参加」している。
それはサッカーという「チームスポーツ」を行っていく上でとても重要であり、それを実践しているグラッソの選手達はとても素晴らしい。
・指導のクオリティー・指導力が高い
全ての要素を評価するイコール、それは「指導の質」がとても高いということ。
私は阿部さんとご縁で知り合い、スプリングキャンプで一緒に仕事をしてきて
グラッソの選手達のクオリティーを見て、阿部さんの指導力を近くで見た。
だからこの縁になり、発展して我々はこの話をしている。
選手達を見て、練習を見ていれば一目でわかることです。
選手達に押しつけることなく、真剣にサッカーと向き合わせている。
もちろん、サッカーの基礎・基本を植え付けさせるために躾けること「学ばせること・覚えること」はとても重要。
それはこの日本では中々簡単なことではないが、その中でも「自主性」を重んじて
でも、サッカーやそれ以外の「基礎・基本」を指導してきているからこそです。
選手達が育成できていることはコーチングスタッフの功績はとても大きい。
ましてやクラブ創立3年でここまでのクオリティーまで持って来れていること、導いていることは凄いことです。
この「評価」を基に今回のプロジェクトお話をしてくださいました。
「世界のビッグクラブ」からそう評価されたと言うことは素晴らしいし、凄いことです。
ケビンだってセルティック以外に他のビッグクラブで仕事をしてきたからこそ
その「評価」に対しての「価値」が全然違います。
グラッソの誇れるものを大切にしてほしい。
そして、良いものを継続していきながら
さらに「価値」を上げていけるように
日々自分と向き合い・チームと向き合い
毎日「昨日の自分に勝つ・上回る」為にベストを尽くしていきましょう。