昨日取り上げたけんしんの話
やはり得点を取る為には様々な要素が必要です。
私もGKをやりながら点も取れる選手なんですが
私なりに考える得点を取れる方法は
・どんな体勢でもどんなタイミングでもどんな蹴り方でも狙った所に両足で蹴れる。足以外でも合わせられる
・蹴るときにGKに対してやボール・相手に対して距離に対する空間認知ができる
・ボールに対して空間認知ができる
・得点が取れるところに必ずいる
・ボールがこぼれてくる所・運ばれるところを予測できてボール・ポジション・タイミングを適切に合わせることができる
だいたいこの項目が得点を取れる方法です。
これを複数持っていなければいけないし、複数持っていればいるほど得点は奪えます。
全て持っていれば「無双」です。
けんしんはほぼこの項目全て高いレベルを備えています。
技術(キック・運ぶ・狙った所に蹴れる・運べる・自由に自分の身体をコントロールできる)
予測(どこにボールがこぼれるか・どこにボールが運ばれるか)
感覚(空間認知・合わせる・身体の使い方の理解)
これがすでに備わっています。
そして、この技術は高度な技術なんですが
この写真にその高度な技術が映されています。
さて、なんでしょう?
皆さん分かりますか?
答えは
「相手と駆け引きできること」です。
詳しく言えば
写真で見ると左のコースにシュートを打っています。
しかし、この状態を見ると1つの答えが導き出されます。
それは「身体の向きと反対にシュートを打っている」ということ。
このシュートを打つ前
身体の向きは右のコースに向いているのがわかります。
軸足のつま先も真っ直ぐ(右のコース)を向いています。
GKも二アサイドにポジションを取っています。
でも、実際は左のコースにシュートを打っています。
それは「ニアに打つふりをしてファーサイドのコースを主体性を持って空けさせていて、相手に対してだましを入れている」ということ。
この技術って中学生でもできるのが難しく
高校生でもできない選手が多い高度な技術です。
私もプロに行って教わった技術ですし、このシュートを打たれると動けなくなる・反応しづらくなるということを
プロ時代に嫌というほど味わってきました。
このだましが入った上にシュートコースがえげつなく
シュートスピードとパワーはとてつもないレベルでした。
プロのシュートに慣れるまで3年かかりました。
これを見て、振り返ると
右に打つふりをして身体をひねりながら右のインサイドとインステップの間の足のポイントでボールを蹴っているから右に向きながら左に打つという技術が完成します。
これが2年生にしてできているし、1年生の時からできています。
これは「奇跡」でしかないですね。
間違いなく自分自身で意識していなきゃできないことで
それを考えて打っていなく「無意識」でスピード感を持って正確に行えていることがスーパーです。
この技術だけではなく先ほど挙げた「得点を獲る為の基礎・基本、項目」が身についているからこそ
高度な技術
「応用」ができてくるということ。
だから、得点を取るのもボールを奪うのも
ゴールを守るのも試合に勝つのも
「必然」であり、「理論」に基づいて表現できる「技術」があるからこそです。
その為には基礎・基本を一つ一つ身につけていくことが1番の近道です。
ちなみに
GW くるりカップU-10では5試合で7ゴール
U-9カップ戦は4試合で7ゴール
先日のU-11リーグでは2ゴール
そして、長崎でのU-9カップ戦は5試合で18ゴール
ここだけで34ゴール。。。
恐らく通算200ゴール以上は取ってますね。。。
下手したら300ゴール取ってるかもです。。。