GRANDE LAZOS FC

GK

ここ最近、GKのトレーニングに力を注いでいる。

全体的に選手を見るため、ゲームやシュート練習などで指導・指摘することが多いので

基本技術・基本姿勢の意識を彼らが強く持っているのか

ボールに対しての執着心があるのかなどを見極めるために

私が自ら指導をしている。

 

ここ数回のトレーニングで思うこと

「基本をおろそかにし、全くできていない」ということ。

 

GKは試合で勝つ上で最重要ポジション

試合を作るポジションでもあり、試合を壊すポジションでもある。

 

GKの出来1つで試合の流れが大きく変わる。

そして、強いチームには必ず素晴らしいGKがいるということ。

 

GKはミスが許されないポジション

GKのミスで間違いなく失点に繋がる。

 

だから

「基本姿勢」「基本技術」は大切

 

今のグラッソのGK達はそこが全く私の求めているレベルに達していない。

 

歴代の私の教え子達

坂くん(Fリーグ エスポラーダ北海道 元日本代表)

じゅんき(中部大第一高校 正GK)

 

高校の1年の時の3年生GKのU-18日本代表

上野 秀章さん(室蘭大谷→京都サンガ→サンフレッチェ広島→ヴォルティス徳島 現ナショナルトレセンコーチ)

 

そして、ナショナルトレセンや実際に対戦して凌ぎを削ったライバル達

徳重 健太(国見→浦和レッズ→ヴィッセル神戸→V長崎→愛媛)

荻 晃太(岐阜工→ヴィッセル神戸)

榎本 哲也(横浜Fマリノスユース→横浜Fマリノス)

加藤 順大(浦和レッズ→京都サンガ→おこしやす京都)

岡本 昌弘(ジェフ千葉→現サガン鳥栖)

首藤 慎一(アントラーズユース→アントラーズ 現アルビレックス新潟レディーストップチームGKコーチ)

この選手たちはやはり基礎レベルが物凄い高かった。

基本姿勢の所作が綺麗で、強いボールでもしっかり1発でキャッチする。

ステップも速く、身体能力も物凄い高いし、メンタルもめちゃくちゃ強い

そして、何より

「誰よりもストイック」だということ。

私が衝撃を受けた、良い影響をもたらしてくれた「仲間」たち

首藤のしんちゃんも去年7月に私が新潟に行ったときに、グランドでバッタリ会って久しぶりに色んな話もできた。

 

 

だからその選手たちの意識や取り組み方、技術など見て学び、成長できたと思っている。

まさに「大浴場理論」

 

 

今のグラッソのGK達は全てが当てはまらない。

ジュニアのこうた(4年生)は私やコーチから高い評価を得ているが、基礎はまだまだこれから

だが、ストイックに自分と向き合って

何よりサッカーが大好きでGKが大好きで、ボールに対しての執着心が物凄い高い。

だから、簡単なシュートはもちろんのこと

難しいシュートも止めてしまう。

そろそろ中学生年代で一緒に練習させようかなと思っているくらいの逸材

 

ジュニアユースのGK達は「危機感」を持ってやらないと

練習でミスして当たり前だとか仕方ないと思っていたら

このままでは抜かれていくでしょう。

 

サッカーは「超競争社会」

年代は関係ない。

 

ミスを連発してしまうことにより

ミスに「慣れて」しまっている。

これでどうやって上手くなりますか?

 

自分が成長する為や要求されていることに対して「チャレンジ」することはミスも伴ってくるし、リスクもある

それはOKだし、そうすることで上手く強くなる。

 

しかし、「やってはいけないミス」はしてはいけない。

そのミスをなんとも思っていないなら能天気で脳みそが「お花畑」

 

「お花畑」な状態で戦いに行ったら悲惨なことになりますよ。

サッカーは「競争」であり「戦い」なんだから。

だから試合をするし、トレセン制度もある。

それが今後の自分の人生を左右すると言っても過言では無い。

 

私はチャレンジのミスはどんどんして良いといつも伝えているし、ミスしても褒める。

「意図」がわかっているから。

 

しかし、グラッソのGK達に伝えたい

 

 

 

【ミスを恐れろ】と。

 

 

私も高校時代、室蘭大谷高校に進学し、高校2年当時まで

高校選手権北海道大会32年連続出場

30年連続決勝進出

全国大会25回出場  (現30回出場)

 

 

といういわば物凄い高いレベルの「当たり前」の中でプレーしてきた。

「負けられない」

「チャンピオンは負けてはならない」

というメンタルで戦った選手にしか

この物凄い「重圧」は感じれないでしょう。

 

何回、ボールが来ないでくれと思ったか

何回、失点した後の光景を想像したか

「恐怖」でしかありませんでした。

 

だから「ミスしてはいけない」メンタリティに繋がっている。

ミス=失点

GKのミスで失点=敗北

を意味するから。

私の今までの経験で

どんなチームでも

GKのミスによって失点して

そこから勝ちに繋がったことはほぼ無い。

ほとんどが「負け」た姿しか見ていない。

 

2017-18シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝の

レアルマドリードvsリバプールが1番印象的でしょう。

そんな舞台でミスを起こして敗北したら

そのGKはもう立ち直れないでしょう。

チームメイトも同様に立ち直るのに相当時間がかかるでしょう。

それくらい「重要」で「責任」があるポジション

 

だから「ミスをしてはいけない」

 

「ミスを恐れて」ください。

 

ミスをしないことが

自信に繋がり

チーム強化に繋がるでしょう。

 

GKは簡単ではありません

しかし、「やりがい」があるポジション

 

「積極的」にミスを恐れて

ミスをしないためのトレーニングをしてください。

ミスした後の事を考えてください。

 

そこからGKの育成が始まります。

 

080-2725-1024