GRANDE LAZOS FC

アドバイス

昨日の練習後にLINEが

 

「監督の今日の最後のテンポの速いシュートを打てるようになりたいのですが、どんな練習をしたら良いでしょうか?自分にはいきなり打たれたような気がしました」

 

 

かむゆう(6年生)からだ。

 

かむゆうはFWで、今一番急成長している選手の1人

 

そのかむゆうからの質問だった。

 

中々感覚がいいね

感じる物があったんだろうね。

 

本人にも返事をしましたが、お答えします。

 

今回のケースは

私がゲームに入っていて

相手ゴールから15Mくらいの距離だったかな?

私は右サイドからタイミング良く真ん中のポケットに入る

要は、相手の「死角」

相手の背中からスッと相手の見えるところ+シュートが打てるところへ動き出し

左サイドから横パスを受けて

トラップしてからすかさずシュートをして

すぐ打ってくるもしくは打ってくることすらわからなかったGKが構えきれず

私が打った強く速いシュートはGKの手をはじきながらゴールへ

 

というシーン

 

ここでのポイントは主に2つ

 

「どこでシュートを打つか」を見つけていると言うこと。

その時、その時でその場所は変わるけど

FWなら、常にこの意識・能力(先述した、状況に応じた判断力=スキル)を身につけていなくてはならない。

 

そして、「迷わず決め打ち」すること。

 

ボールを持ってから考えてもプレーが遅くなり

相手のスライド、シュートブロックが間に合ってしまうので

良いコントロール=すぐにボールを扱えるところ+すぐシュートが打てる所にボールを置く

良いコントロールができたらシュートを迷わず打つ!!

多少相手のブロックが入ったとしてもコースが変わりコーナーキック

ヘタすればコースが変わってゴールへ入ることも考えられる

=先手・シューター有利になる。

仮に完全にシュートコースを塞がれたら

逆に逆サイドが空いたり

リターンパスが効くので

そうなったときはゴールへ向かえるようなパスを選択していた。

 

と言うのがこのシーンのプレー考察

 

たった1つのプレーなんですが

 

ここまで「理由」「動機付け」「メッセージ」をつけてプレーしているんです。

 

これをひたすら全員が「連続」してプレーしないとずっと局面で勝てないし

試合には勝てません。

サッカーは1人でするスポーツではないので。

 

1人1人が意味を理解して

プレーに「理由」「動機付け」をすれば

エラーが起きない限り

ボールは回り続け

ボールを失わずに

マイボールの時間が増える。

ボールも奪えて、ゴールも奪える

ゴールも守れる。

 

これがサッカーの大切なこと。

 

サッカーだけでは無く、会社・組織でも同じ事が言えると思います。

どうやって利益を生み出し

お客様と会社

会社とスポンサーやパートナー

がWINWINの関係にできるかを考えて

仕事での「意味」「理由」「動機付け」をしていくことが

皆を幸せにしていくことに繋がる。

 

 

話を戻しますが

ここからが本題

では、どうやったらテンポの速いシュートを打てるようになるか

 

 

私も簡単に身につけたスキルではありません。

練習の賜物です。

しかし、私はGKです。

 

GKだからこそ、相手が攻撃してくるパターン・方法を読んで

対策をして人を動かさないと

横7.32M、縦2.44のゴールを守ることができません。

 

何が言いたいか

 

 

「型」を覚えること

 

 

これが大切。

 

 

たくさんのシュートシチュエーションを覚えて

ひたすら練習すること

 

要は、

・シュートを打つ為の動きと場所(打つ前)

・シュートの方法と技術(打つ時)

 

を覚えると言うこと。

 

「型」は自分がパスを受ける前から始まっているということ。

 

たくさんのシュートの方法を映像分析をして頭で理解して実際に練習して身体で覚えて身につける(戦術・スキル)

そして、どんな体勢でもどんなタイミングでも正確に相手より速く、キーパーの届かないところに状況に応じたシュートを身につけて身体で覚える(技術・スキル)

 

現に、ここしか・このタイミングでしかシュートが打てない場合は

私は相手が小学生だろうが中学生だろうが高校生だろうが強いシュート・コントロールショットはもちろん

ジャンピングボレーやオーバーヘッドもします。

 

それが「お手本」

 

別にかっこつけているわけではありません。

 

「状況に応じたプレー」であり「どんな体勢でもそのタイミングで正確に狙った所にシュートを打つ」こと

すわわち

技術とスキルが伴ったプレー・シュートです。

じゃないと、小学生だろうがゴールは奪えません。

 

これも「無意識」で私はできます。

 

すべてのシュートは難しい。

 

ジャンピングボレーやオーバーヘッドなら格段に難しい。

 

でも、状況に応じてプレーしなければならず

ゴールを決めるために正確にプレーするためには必要なプレーです。

 

現にプレミアリーグやブンデスリーガ、リーガ・エスパニョーラでは当たり前の光景です。

 

これを子供のうちに覚えたら強いね。

 

私なんて、ジャンピングボレーやオーバーヘッドを学校の砂場で何度も練習しましたよ。

きっかけはやっぱり「かっこいい」からなんですが

今、思いますよ

「身につけておいて良かった」と。

 

あと、映像分析は小学生のうちからやっておいて身につけた方が良い。

 

今、現代サッカーはそこが強く求められています。

 

何より、私はPK戦でGKを始めた小学生3年生から高校卒業まで

1度も負けたことがありません。

これは「自慢」です。

 

私の時代、リーグ戦の文化はまだ薄く

大会は常に1発トーナメントでした。

と、言うことは、良いキーパーがいればゴールは入れられない。

入れられなければ負けることは無い。

でも、トーナメントだから、勝敗は決しなければならない。

必然と「PK戦」が多くなります。

なので、相当研究しましたよ。

 

助走の距離・角度

目線

身体の向き

軸足の置きどころとつま先の方向

蹴る選手の特徴などなど

当時はインターネットが普及しておらず

私のうちも貧乏でしたから

器具を持ちいらず

実際の生の試合を見て

データを取って

頭の中にインプットして

たくさん試合を見て研究しましたよ。

 

忘れもしません

 

小学生の室蘭で一番大きい大会、フットサルでの試合、中学での新人戦優勝候補との雨の死闘でのPK戦、選抜大会、高校での石川フェスティバルでの帝京高校との決勝戦でのPK戦、高校選手権北海道大会準々決勝での入れられたら負け・引退の状況からの止めて奇跡の逆転勝利、宮城国体・強豪京都戦で4本目を止めて5本目に自分が蹴って決着をつけたPK戦などなど

 

すべてのPK戦を制してきました。

 

研究・映像分析できて、状況に応じて正確にプレー出来たらこれだけ強い物はない。

 

皆さんも参考にして練習して

「型」を映像分析して研究してください。

 

 

080-2725-1024