GRANDE LAZOS FC

育成のトライアングル

私はグラッソでは、常に

選手・スタッフ・親

この三角形がしっかりしていて共有して

同じ意識・方向を示さないと「真の育成」はできないと言っています。

 

技術やスキルはもちろん

人間性・人間力、取り組み方や姿勢など

「人間形成」の部分で特に重要。

 

先述しているが

「心」があって「体」がそこに乗っかって動くから。

「体」がついてくるから「技」を覚えるし研究する。

 

とあるお母さんから

「夕方雨がひどく、一旦帰ってきたんですが、身体のうずうずが止まらなかったみたいだったので、急遽コートを使わせていただきました!感謝です!ありがとうございました!!」と。

 

長期オフにしている理由の1つでもあるし、これも「狙い」

長い期間の休みを取ることにより

さまざまなリフレッシュはもちろんのこと

「心を洗練する」ことにも繋がる。

「心を洗練する」ということは

「【洗】って振り返って、サッカーから距離を離したけど、今、めちゃくちゃサッカーがしたくて仕方ない!!という気持ちを持たせ、自分から【練】習すること」

 

トップアスリートをはじめとするプロの選手たちはこの気持ちを持つために一旦競技から離れ自分の時間を作り

それでも「サッカーがしたい!!」という気持ちを高めることをやっている。

気持ちが高まらない時はさらに競技を離れる期間を作るか、だいたいの選手は引退する。

大相撲の名横綱、千代の富士関が引退の記者会見で

「体力の限界。気力も無くなり、引退することを決意致しました。」と涙ながらに語ったのは有名な話。

 

「自分のサッカー熱」を確認する上で大切な期間。

それは、チームトレーニングすることより遙かに大切な作業。

 

どんどんサッカー熱を高めて

高温を一定に保てるように、パワーを貯めてほしい。

 

そこで、とあるチームの監督からお電話を頂きました。

「選手間でトラブルがあってとある選手がチームをやめました。」と。

そのとある選手は私も知っている選手。

何回もグラッソの練習に来ていたから、監督が報告してくれた。

そこに関しては監督には本当に恩義を感じる。

何気ないことだが、本当に嬉しい。

 

チームを辞める理由は大きく2つ

・チーム、スタッフ、チームメイトから嫌がらせを受けて耐えきれずにやめる

・嫌がらせをしてチームから信頼を無くし、居場所が無くなる

 

このどちらかによることがほとんど。

 

この選手は後者

「嫌がらせをしてチームから信頼を無くして、居場所が無くなる」パターン。

 

私はすぐ分析できていたが

彼はプレーではドリブルがほとんど。

抜いたら満足

取られてもボールを奪い返しに行かず、チームメイトにやらせる。

チームメイトがミスしたらめちゃくちゃ指摘する。

 

そうなるとどうなるか?

必然。

パスが来なくなる。

さらに不満を感じ

チームメイトに嫌がらせをして、自分の存在を悪い方向でアピールする。

チームメイトはもちろん、その選手とサッカーしたくないし、同じ空間にいることも受け付けない。

 

こうなることは「必然」でしかない。

 

そして、そういう状態・そういう子供にさせているのは紛れもない

【親】

 

「親」が勘違いをする、教育しない、ダメな物を指摘しない、学ぶ姿勢が無い、謙虚じゃ無い、ドシッとしていない。

これでは、子供が間違った方向に行ったときに、修正ができない。

悪いことが「やっていい」と思ってしまうから。

私なんて、自分がいじめられたとき、先生に怒られたとき、プレーや取り組みがダメで監督・コーチに怒られたとき

お母さんに報告したり、実際に現場を見ていることもありましたから

その時に共通して言われること

「どシンプル」に

「あんたが悪いからでしょ?」

って怒られて終わり。

 

それ以上もそれ以下も無い。

それが子供の時の私は1番効きました。

だから、未だに鮮明に覚えているんです。

 

さらにダメなのは

その息子の言っていること事だけを鵜呑みにして、自分たちを「正当化」してしまうこと。

 

これで、「真の育成」ができますか?

 

 

そして、挙げ句の果てに、退団する時に挨拶もなしにグループLINEから抜けたり

チームメイトやスタッフに挨拶せずに退団すること。

 

親の「人間性」を疑います。

 

良い意味でも、悪い意味でも

子供は「素直」だから、真似する。

大人・スタッフ

もっと言えば、1番長い時間を一緒に過ごしている「親」の言動・行動を特に参考にする。

 

良い意味であれば素晴らしいキャリアを築けるし、周りからも信頼され

それそれなりのステージに立てる。

 

悪い意味なら。。。

想像できますよね?

 

いくら我々が言っても「勘違い」していて「学ぶ姿勢」を持っていないなら、聞く耳を持たない。

 

実際に、親は共働きをしていて中々子供との時間を取れないみたいと言うが

それは言い訳にしか無い。

さらに、チームやチームメイトの批判をする

「現実」を見ていないのにそんなことよく言えますよ。

 

子供との時間が無いのであれば

子供に状況を認知・認識させて

監督・コーチ・チームを信頼するほか無い。

そして、時間が出来たときに

「愛情」を持って接する。

 

「愛情を持って接する」というのは、過保護にしなさいと言っているわけでは無い。

ダメな物はダメ

良いことは褒める

素晴らしい行動・最高のプレーをしたら最大限に評価し、全力で褒める

 

「方向性」を子供に示していかないと、子供はその「方向」がわからないんだから教えてあげないといけない。

 

 

教えず、学ばずで、いつまでも解決しない、発展しない。

そこに無駄な労力と時間を使えば

チーム・育成の「生産性」が著しく低下します。

 

それであれば、その子が辞めるか

他の子達が辞めるか

になります。

 

もちろん、「被害者」である子達が辞めていけば「本末転倒」

チームが成り立たなくなります。

ましてや「規律」や「ルール」「マナー」を学び、指導して覚えてさせなきゃいけないのに

そこを無視したらもはやチームでは無くなり

チームとしての「存在価値」が無くなることは必定。

 

で、あれば問題を起こした選手が退団することがその先のチームの発展・選手の育成の「生産性」向上に繋がるのも必定。

 

上手いからチームに必要なのか?

勝ちたいから問題の子に残ってほしいのか?

人数だけ増やし、揃えれば良いのか?

 

そこの「判断」を間違うと大変なことになります。

日本も総理がそれを正しく判断しなければいけませんが。。。

 

そもそも、学ぶ姿勢があって、改善しようとすることを考えて、己と向き合って、チームメイトと向き合って

アクションを起こしたら

皆、認めてくれますよ。

誰にも「ミス」はありますから。

 

育成年代において最も大切なことは

「基本・基礎」を学び・身につけ

失敗体験からどう成功体験へと導いていけるか。

失敗しないと成功はない。

それは選手やスタッフもそうだが、親もそう。

子育て、育成が初めての人もいれば

同じ息子でも、その子その子によって性格も違えば取り組み方も違う。

運動能力や覚えの速さも違う。

それは絶対。

でも、その子目線でどう向き合ってどう取り組ませて

失敗から成功へと導いていけるか

それが、指導者であり、親の腕の見せ所。

 

なのに、それを自分から「辞める」判断にすることはそれは「逃げ」でしかない。

 

そんなことをしている選手はどこのチームに行っても同じ事になり、居場所がだんだん無くなる。

 

そして、その子の

何かを成し遂げたり、努力する力

自分を上手くコントロールする能力

「自己コントロール能力」が上がらず

平気で努力しなかったり

途中で簡単に投げ出したりして

楽な方、楽な方へと自分を導いてしまう。

科学的にも証明されている。

 

自分たちで自分たちを窮地に陥らせている。

その「道理」がわからないと、その先のその子の将来は見えてくる。

良いことは無い。

楽しているんだから。

プレーも一緒。

準備のところで

オフザボールのところで楽したら

ボールを持っても自由になれない

何もできない。

ボールを失う

それどころか、ボールが回らなくなり、ボールが来なくなる。

サッカーと人生は一緒。

繋がっている。

 

その監督の対応は素晴らしく、気持ちをお察しします。

できることは限られている。

やれることに全力を尽くす。

これが出来ていれば、負けても「勝ち」だ。

内容にこだわる。

「結果」だけ見てはいけない。

 

でも、チームメイトに聞いて

「この選手とサッカーがしたいか?」って聞いたら

結果はわかるだろう。

皆、手を上げないだろう。

それが「結果」であり「答え」

グラッソも今も以前もしていますが、他チームを仕方なく退団した選手は「大歓迎」で受け入れます。

その選手たちも実際にグラッソに来て回復し、力をつけて

何より、楽しく真剣にサッカーに取り組んでくれているのが指導者として1番嬉しい。

そして、その選手の「人生」が変われば尚のこと嬉しい。

 

逆に、問題を起こしたり、修正・改善しようとアクションを起こさず「リアクション」で、謙虚で無く、学ぶ姿勢の無い選手・親は我々は受け付けません。

もちろん、誰にも失敗はありますから、失敗から学んでくれて自分の目標やチームとしての方向性を共有してくれるなら可愛くて育成したい気持ちですが、そうでないと私は嫌いですし、育成しません。

 

グラッソも素晴らしい取り組みをしている親御さんが沢山いることは「誇り」である。

だからこそ、選手たちのレベルが上がり、「成果」が上がり、「結果」も出ている。

これは、選手の頑張りはもちろんのこと

育成に情熱を傾けていて、「チーム」の為にだけではなく、「選手」1人1人の為に指導してくださっているコーチ陣

そして、「育成する」ことに信念を持ち

やれることを全力でサポートして

過保護にならず

良い距離感で

接している親御さんの情熱と取り組みがあってこそ。

 

サッカーの戦術プレーでもとても大切な「三角形」がしっかりしていればやれることも増えてくる。

パスなのか

ドリブルなのか

どこに運ぶのか

その先の展開は

 

これからも「真の育成」にご協力宜しくお願い致します。

 

 

 

 

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