GRANDE LAZOS FC

これから先

週末、土曜日に中学生の新人戦、日曜日にろうきん杯決勝トーナメントが行われたが

内容も流れも失点した時間も結果も

全て同じ事が起こりました。

 

 

今まで30年以上サッカーをやってきて、別カテゴリーで2日連続で同じ状況になったのは初めてです。

 

 

我々が得たかった結果とはほど遠い結果となりました。

 

 

同じ状況・同じ結果にはなったんですが

中身・質は全く違います。

 

 

中学生は試合は入りこそあまり良くなかったですが、徐々にペースを掴んでいき

押し込む展開も多くなって

ゲームをコントロールしながら相手見ながらプレー出来ていました。

この新チームでの1番ベストゲームだったと思います。

 

 

試合前の準備の部分も素晴らしく

勝ちに値する内容だったと思います。

 

ただ一瞬の「隙」を見せてしまったが為に、そこを突かれて得点を奪われ

その後もチャンスは作ったんですが、得点を奪うことができずに敗戦となりました。

 

 

今までの積み上げもしっかりできている中で、プレーで表現してくれて

素晴らしい内容でした。

 

 

もちろん、これからベースをさらに上げていくことが必要なんですが

明確になった課題が「隙を見せない」ということ。

それは守備だけではなく、攻撃においてもです。

 

 

得点を奪う、失点しない

というサッカーにおける最大の目的に対して

どこまで集中力を持って取り組めて

実際にプレーに移行できるかのところ

 

 

そして、そこにパワーポイントを置いて皆が共有できるかが

今後の課題だと思います。

 

 

なので、誇るべき内容であり

下を向く内容でもないよと選手達に伝えました。

 

ただ、1つ指摘したことは

私が2試合目の審判をしているときに、後半キックオフ時にボール拾いの良い立ち位置が取れていなかったこと。

もっと言えば、始まっているのに数名しかグラウンドに戻ってきていなかったことでした。

 

 

ボール拾いなんてしなくてもいいし、大会のルールで決まっていることでもありません。

でも、大会やリーグ・試合は関わっている自分たちで作り上げていくものだと考えています。

でも、全部やれとは言いません。

 

 

スケジュール・担当など決まり事がある中で

自分たちのやれることをやることによって

皆が助かり、良いものを作り上げていくことに繋がっています。

それはどのスポーツ・組織・仕事においても同じ事です。

 

 

だからこそ、そこに後半スタートにいなかったことが「隙」を生む要因になっているんじゃないかと。

 

私は選手達が試合に出場するために決まった割り当て、決まった時間の試合の審判をやらなければいけない。

選手も同様です。

 

可能な限り試合サポートをするべきだと思っているし、選手達はそうしてくれています。

凄く素晴らしいことです。

 

 

その隙を修正・改善していきながら

オフザピッチがオンザピッチに繋がっているんだよと

この事で明確に理解してくれたと思うので、これから彼らはまた成長してくれると確信しています。

 

 

 

 

ただ、日曜日の小学生達はオフザピッチは逆の内容でした。

 

 

試合に向けての準備が遅い

アップもテキパキやらない

試合前集合時間は遅れる

終いには試合直前に公式ユニフォームを遠い場所の荷物置き場に忘れる

 

 

これでは勝てるわけありません。

そんなサッカー甘くありません。

サッカーの神様は微笑むはずがありません。

 

 

 

確かに内容は中学生同様、ゲームも支配していて

ボールを保持する時間も長くて

相手コートでサッカーをする時間も多くて

チャンスも作っている。

 

 

しかし、「結果」が生み出せない。

 

 

それはオフザピッチがネガティブな結果になっていれば

必然的にそうなります。

試合どころじゃないし、集中力なんて無いようなものです。

 

 

そんな状態で勝てるほどサッカーは甘くない。

 

 

相手チームはしっかり試合前アップに皆で揃ってて

良い準備ができて、試合中も気迫あるプレー

球際で厳しく行けていて、最後の所で身体を投げ出してゴールを守る

 

 

「勝ちたいプレー」「勝つためのプレー」を身体と実際のプレーでもって表現していました。

そして、我々に勝った後、泣いている選手がいました。

それだけ勝ちたかったし、勝って報われる瞬間だったと思います。

 

 

 

 

チャンスが無かったわけではない。

何点も何回も入るチャンスがあった。

しかし、結果を生み出せずに0-1で負け。

 

 

これは「甘え」「逃げ」

以外、何物でもありません。

 

 

今までの課題から避けて通ってきて

チャレンジする事無く、何とかなるだろう

誰かがやってくれるだろうと

誰かが自分を変えてくれるだろうと

自分に甘えて、自発的に行動できないところから目を背けたツケです。

 

 

とても残念だったし、皆そう思ったはずです。

 

「本当にもったいない」

「良いもの持っているのに」

 

 

 

試合後に

 

皆に時間をかけて説きました。

 

恐らく伝わってくれたはずです。

いや、伝わってくれないとダメです。

困るのは自分です。

 

 

=プレーの中身は大きく成長しているが

サッカー選手として結果を残すための成長はしていない。

それは単に身体的成長のことだけではない。

 

 

わかりやすく言うと

昨年の学童では県ベスト8

今年の全日はベスト16

そして、今回はベスト32

 

 

この事実だけ見ても理解できます。

成長していないよと。

 

 

昨日の練習での新U-15メンバー

中学生に現6年生が入ってのミーティングでもはっきり伝えました。

 

技術やスキルはレベルアップしているのは

試合を見ても明らかです。

 

ここから大切なのは

「その内容で結果を出すこと・結びつけること」

「誰かに言われる前に自分で気づき、自分で考え、自分で即行動に移し、チャレンジする事」です。

 

 

要は「ピッチの上で自立しなさい」ということです。

 

 

見てても「自立していない」

甘い。

 

 

 

はたから見ても良いプレーしてるし、上手いし

判断できてるし、決断できてるし

自立しているよねって言ってくれると思います。

 

しかし、私の「目線」では

全く自立していないです。

 

 

私は5年生の時から

負けたらチームメイトにあたってたし

試合だけじゃ無く、普段の練習から練習にならないし、勝てないし

自分はこれだけやってきているのに結果が出ないという理不尽なこともあって、泣きじゃくってたし

勝ちたいことを身体全部使って主張していましたよ。

プロみたいに。

 

 

そして、私が小学生・中学生時代はスマホはもちろん

インターネットなんか無かったし

自分は身体にハンデ背負ってるし

素晴らしい指導者に恵まれたけど、そこに甘えていないし、サッカーを教えてもらった事なんてなかったっですから。

もちろん、GKコーチなんていませんでした。

 

 

だから、自分で調べ

自分の目で自分で研究して

練習で実験して試合に使えるように磨いて

誰よりも意識高く誰よりも練習して

超弱小チームのGKがナショナルトレセン・北海道選抜に選ばれたわけですから。

そこから私の人生は大きく変わりました。

自立していなければそんなことできません。

 

 

昔、試合会場に行くためのバスの時刻表を調べるのも

電話で聞くか、そのバス停の現地に行って直接調べるしか無かったわけですから。

 

 

今なんてインターネットがあって

すぐ調べることができて

上手くなる成長するヒントが自分の目の前にあって

時間が昔より遙かに時間をかけずに成長できて

時間が余ってるはずなのに、やらない。

その環境に甘えてるだけ。

 

 

 

昔みたいに調べるのに凄い時間がかかって

時間の効率が悪く、環境・状況が今より凄く悪い中でもプロになることができた

その世界のトップに立つことができたのに。

 

 

 

 

自立しているなら

身体いっぱいに勝ちたいプレーを表現します。

勝ちたいプレーを自分から出します。

自分に厳しくでき・律することができます。

誰かに頼りません。

 

 

それが全て明らかに出ていない。

 

 

誰かに言われてから動く

誰かに言われたからそうする

空気を読んで自分を表現することを制限する・遠慮する

 

 

そんなんで結果を生み出すことなんて「不可能」です。

社会に出ても、仕事だってどんなスポーツだって一緒です。

 

 

サッカーを理解している

言われなくてもわかってる

でも、やらない。

 

これが彼らの「元凶」です。

これを取り除かないと。

 

 

良い・悪いはコインの裏・表と一緒

「表裏一体」です。

中途半端はありません。

 

 

 

結果は、やるか・やられるか

やれるか・やれないかで決まってきます。

 

昨日の練習でのミーティングで彼らに伝えました。

 

 

「これまではある程度上手くなることは必然だよ」

「でも、ここから先は自分で気づいて自分で感じて自分で動かないと」

「どんな山に登りたいかによってやることも変わるし、大変さが違う」

「小学校低学年じゃないから、勝ちたいなら私は下の目線に合わせることはしない。そうしたら結果は出ない」

「あなたたちが私の目線に合わせに来るんだよ」

「できない選手は置いていかれるから、自分でできることにベストを尽くして能力を上げる努力をする」

 

 

これを1時間伝えました。

 

 

 

ミーティング中、ノートにメモさせていません。

練習が終わって家に帰って

彼らなりに振り返りながらノートにこうして書き記しています。

 

 

ここまで言語化できるならやはり理解できている

理解力は高いんです。

 

技術もスキルも高い。

それは本部でも周りでも高く評価されている事実です。

色んな人がグラッソを見て注目してくれていることも知っています。

 

後は、勇気を持って行動に

スピード感を持って

魂を込めて実行に移し続けるだけ

 

 

それが「習慣化」されたら

この選手達は「劇的」に変わって

「劇的」な成長を遂げるでしょう。

それだけの「土台」はできています。

 

 

昨日の練習から

早速伝えて、彼らなりに感じて

動き・プレーが全然違った選手が多かったです。

皆素晴らしかったです。

変わりたいんです。

 

 

前にも言っていますが

登る山によってやることが変わります。

 

大きい高い山に登るには

それなりのことをしなくてはいけません。

 

 

やる量も質も

両方求められます。

 

突き詰めていくと

苦しさも辛さも出てくるときもあります。

でも、それはどこの世界に行っても一緒です。

 

 

頑張って頑張って

高い山に登れたとき

見る景色も全然違うし

やれることも沢山出てきます。

そして、自分の人生の道を切り開いていくこともできます。

豊かなキャリア、自分の理想・希望の目標に近づき、達成することもできます。

 

 

 

やるのも自分、やらないのも自分

監督・コーチ・親ではない。

言われて怒られて叱られて

シュンってなっているうちは私の目線に合っていません。

 

低い目線には合わせる気はありません。

それを皆で確認しました。

 

 

後はやるだけ

やり続けるだけです。

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