GRANDE LAZOS FC

日常の取り組みが見える

今日は選手の授業参観に行ってきました。

きおりの授業を観に

彼も4月から新しい環境に変わることが決まり、慣れない環境に飛び込んでいくことになる為、不安と戦っている状況。

昨日お母さんから相談を受けて

私が行くことで彼の改善に繋がればということで、観に行ったら

しっかり授業を受けていました。

もちろん、私が来ることは彼は知りません。

びっくりしてましたね。

そりゃそうですよね。

最近、練習にも来れてないし、監督来たから怒られるだろうなと思ったでしょうね。

でも、怒りません(笑)
状況を理解しているから。

まさか授業参観にサッカークラブの監督が自分の息子じゃないのに観に来るってどこのクラブチームでもやっていないことですから。

教頭先生が私と初対面なのに

私の存在が大きいからか(笑)
すぐに気づいてくれてご対応していただき、長い時間お話しさせていただきましたが

そこでも教頭先生が
「授業参観を観に来るクラブの監督さんは私の記憶の中では初めてです!」

と、おっしゃっていました。

いつも選手と親には伝えています。
「サッカーは人間性がモロに出る」
「人生に必要なものはサッカーを通じて教えてくれる」
「サッカーは人生と一緒だ」と。

だから、サッカーだけではなく
「人間形成」「人間力・人間性を磨く」ことは絶対に必要だから、グラッソFCはサッカー以外の普段の生活、学校生活の取り組む姿勢・取り組み方などをアプローチしています。

サッカーだけ教えればいいってものではない。

その子目線で指導していく為には
その選手の情報や状況を認知して理解することが必要で

その材料を総合的に組み合わせていけば、見えなかった部分が見えてくるし、指導に活かしていける。

その子・その選手をどこまで理解できてるかが大事。

その上で、普段の生活・学校生活の状況を親や先生から聞くことは判断材料を揃えて正確にジャッジしていく為に大切です。

だから、親と選手とスタッフが共有して目指す方向性を導き出すこと

そして、その矢印に向けてアプローチしていくことが育成において必要です。

選手や親がコミュニケーションが取れない
コミュニケーションを取ろうとしなければそれは「逃げ」であり、選手のことを考えていないことになります。

または、方向性を示しているにも関わらず

実際目指す方向性とやってることが違ったり、真逆に行っていたら本末転倒。

上手く行く訳がありません。

ズレた方向性を正していくのが指導者であり、親です。

カーナビと一緒です。

道を間違えても、カーナビはその目的地に対して新たな道を示してくれる。

そんな役割をしていかないといけません。

子供や選手が間違った方向に行っているのに、親も息子・娘が可愛いからと言って同じ方向に流されたら良いことは一つもありません。

それは、時には叱らなければいけないもあります。

選手に対してだろうが、親に対してだろうが。

私が叱れなかったら、その選手は間違ったジャッジを平気でしてしまいます。

「このくらいでいいんだ」とか
「これはやっていいんだ」とか。

間違ってることを正しいと思ってるほど不幸なことはありません。

そして、最終的には自分の足で「自立」していかなければいけない。

動物だって、早くに自立し、親元を離れます。

人間だって早ければ早い方がいい。

だから、通訳なしで単身スペインで留学したり、やらなければいけない環境に飛び込むこと
「ジャングルに放つ」ことをすれば

人間はどうにかして生きていかなければいけない。
その人間として持っている「本能」「本質」が

「潜在意識」「潜在能力」を呼び起こすことに繋がり

選手としても、人としても成長へと繋がる。

そして、「不安」と向き合って
その「不安」に打ち勝つことが新しい自分との出会いだったり、成長・自信へと繋がる。

だから、お母さんにも教頭先生にもお伝えましたが
「彼は今、不安と戦っている。居心地の良い環境から来月からはそうではない環境へと飛び込む。だから、自分はやっていけるだろうかと弱い自分と戦っているんです。だから、他のことに手が回らない。余裕がないんです。だから、今サッカーにも来れてない。それでいいんです。不安と向き合わせてください。不安と戦わせてください。そこで自分と戦わなかったら逃げることを覚える。逃げ癖がついて向き合うことをやめてしまう。そうなれば成長はできませんから」とお伝えしました。

きおりだけではなく、全選手
全選手の親御さん達に伝えます。

「不安」と向き合え
「不安」と戦え
「自分」と戦え
それに打ち勝て
勝った者が新たな自信を得る。
新しい自分と出会える。
必ず成長する。
だから、戦え。

教頭先生も長いお時間お話ししてくださり、ありがとうございました!
貴重な有意義な時間になりました!

 

教頭先生も

「彼と監督がお話しして、しっかり対応するあの姿は学校では見たことがなく、初めて見ました!」

とも言っていただき

 

終了後、午後にお母さんから

 

「昨日は遅くまでお疲れの中、ありがとうございました。そして、今日授業参観までいらしてくださり本当にありがとうございます!!

監督が戻られた後はしっかりやっているそうです。また、とても嬉しそうだったと教頭先生より伺いました」

と、メッセージが。

 

行って良かったですね!

 

 

その後はしっかり
ひびとの授業も参観させていただきました!

最後、校長先生ともお話しできて
「きおりもですが、ひびとのことも宜しくお願い致します!」
と、お伝えしておきました。

これで暫くは大丈夫かな。

私の存在がブレーキ材になるでしょう(笑)

どんな薬より私の存在が1番の薬ですね(笑)

 

 

 

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